写真=Toss Securities

Toss Securitiesがモバイルトレーディングシステム(MTS)上で、Kolmar Koreaの2026年1〜3月期決算を誤って表示し、一部の投資家に混乱が広がった。証券会社のMTSが単なる発注手段にとどまらず、投資判断に直結する情報提供の場となる中、開示データの検証体制を問う声が出ている。

Toss Securitiesは8日、MTS内で表示していたKolmar Koreaの1〜3月期実績について、連結ではなく単体の数値を一時掲載した。

MTS上では、Kolmar Koreaの売上高が3430億ウォンで、前年同期(連結)比47.5%減と表示された。この内容を受け、株式を売却した投資家もいたとされる。

一方、Kolmar Koreaの実際の1〜3月期連結実績は、売上高7280億ウォン、営業利益789億ウォンだった。前年同期比では売上高が11.5%増、営業利益が31.6%増で、増収増益を確保していた。

しかし、Toss SecuritiesのMTSでは単体の売上高3430億ウォン、営業利益512億ウォンが表示され、これが前年同期の連結実績と対比されたため、売上高は47.5%減、営業利益は14.5%減と受け取れる内容になっていた。

その後、Toss Securitiesは誤表示を訂正した。ただ、開示通知を受けて売買し、損失を被ったと訴える投資家からは不満の声が上がっている。Kolmar Korea株は同日、前日比6700ウォン(7.71%)高の9万3600ウォンで取引を終えた。

市場では、決算実績や開示通知、銘柄コミュニティなど、証券会社MTS内で提供される情報が投資家の売買判断に直接影響し得るとして、データ検証体制の見直しが必要との指摘が出ている。

Toss Securitiesは、顧客の混乱について謝罪した上で、再発防止策を講じる方針を示した。

Toss Securities関係者は「Kolmar Koreaの2026年1〜3月期決算データが、連結ではなく単体で一時表示され、顧客に混乱を招いた」と説明。「ご迷惑をおかけしたことをおわびする。今後同様の誤りが発生しないよう、開示データの検証手続きを強化する」とコメントした。

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