画像=9to5Mac。iOS 26.5は大幅な刷新というより、使い勝手や決済、メッセージの安全性を見直すアップデートとなる

Appleは来週、iPhone向けOSアップデート「iOS 26.5」を配信する。Apple Mapsやメッセージ、App Store、リマインダー、壁紙まわりを中心に、日常利用に直結する機能改善を盛り込む。

米ITメディアの9to5Macが7日(現地時間)に報じた。今回の更新で目立つ変更の1つがApple Mapsだ。iOS 26.5では検索バーをタップすると、「おすすめの場所」がすぐに表示されるようになる。

検索画面では、ユーザーが興味を持ちそうな場所をまず2件表示する。Appleによると、表示内容は「周辺で人気の場所」と最近の検索履歴に基づく。目的地を直接探すだけでなく、周辺スポットを見つけやすくする狙いがある。

メッセージアプリでは、RCSメッセージのエンドツーエンド暗号化をベータ版として追加する。iPhoneはiOS 18からRCSをサポートしているが、今回の更新でセキュリティ面をさらに強化する格好だ。

もっとも、この機能はすべての通信事業者で一斉に利用できるわけではない。現時点では一部事業者に限って提供され、iOS 26.5公開後に対応が広がるかが焦点となる。Appleは、エンドツーエンド暗号化によってRCSがiMessageに近い保護水準を備えるとしている。

カスタマイズ面では、新壁紙「Pride Luminance」も追加する。単なる壁紙1枚の追加ではなく、11種類以上のカラーバリエーションを用意する。

壁紙に使う色はユーザーが設定でき、1色から最大12色まで組み合わせられる。毎年追加してきたプライドテーマの壁紙の流れを踏襲しつつ、選択肢を広げた形だ。

App Storeでは、サブスク課金の提供方法も変わる。iOS 26.5から、ほとんどの国でアプリ開発者が新たなアプリ内サブスク商品を提供できるようになる。

新方式では、月額課金や年額課金に加え、12カ月契約を前提とした月払いモデルに対応する。ユーザーは年額プランの割引メリットを受けながら、高額を一括で支払う必要がない。年額料金を12回に分けて支払う仕組みだ。ただし、米国とシンガポールは当面対象外で、Appleは適用拡大の時期を明らかにしていない。

リマインダーアプリでは、再通知の表示も分かりやすくなる。従来は再通知の時間を選ぶ際、「今日の午後」「今日の夕方」といった曖昧な表現が表示されることがあった。

iOS 26.5ではこうした表記を見直し、より具体的な時刻を表示する。例えば、従来「今日の午後」と表示されていた項目は、「午後3時に再通知」のように示されるようになる。ユーザーは再通知のタイミングをより正確に把握できる。

今回のアップデートは、次期メジャーバージョン公開を前にしたマイナー更新の位置付けが強い。9to5Macは、iOS 27の公開が数週間後に迫る中、Appleがその前にiOS 26.5を先行して配信すると伝えた。

そのため、大幅なインターフェース刷新というより、日常の使い勝手やセキュリティ、決済の利便性を整えることに重点を置いた更新といえそうだ。とりわけ、RCSのエンドツーエンド暗号化とApp Storeの新たなサブスク課金方式は、単なる機能追加にとどまらず、運用面にも影響する可能性がある。今後は、通信事業者の対応範囲がどこまで広がるか、また米国とシンガポールを除く地域で新課金方式の導入がどこまで進むかが注目点となる。

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