Porscheが、販売減と収益性の悪化を受けて子会社3社を閉鎖する。TechCrunchが5月8日(現地時間)に報じた。
閉鎖対象となるのは、電池子会社のCellforce Group、電動自転車向け駆動システムを手がけるPorsche eBike Performance、そしてPorscheおよびVolkswagen Groupにネットワーキングソフトウェアを供給してきたCetitec。
なかでも注目されるのがCellforce Groupの扱いだ。Porscheは同社を通じて自社製電池の開発・生産を進め、競合との差別化を図ってきた。だが、2025年8月に自社電池の生産計画を撤回し、研究開発組織へ改編したのに続き、今回は事業そのものを停止する方針を決めた。今後は外部企業からの調達を軸に、技術開放型のパワートレイン戦略を進める。
2026年初めにCEOに就いたミハエル・ライタース氏は、「中核事業に集中しなければならない」と述べ、「子会社を含め、痛みを伴う決定は避けられない」との認識を示した。
Porscheの2026年1~3月期(第1四半期)の販売は、北米で11%、中国で21%、欧州で18%それぞれ減少した。Porscheは電気自動車への移行の遅れを要因の一つに挙げているが、電気自動車が市場の半分以上を占める中国でも販売が落ち込んでいる点について、TechCrunchは同社の説明と整合しない面もあると指摘している。
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