画像=ChatGPT生成

銀価格が急伸し、1月に付けた過去最高値121ドルを再び試す展開となっている。ドル安に加え、テクニカル面で主要レジスタンスを上抜けたことが買い材料となった。

BeInCryptoが7日(現地時間)に伝えたところによると、銀相場はここ数カ月にわたり上値を抑えてきた主要レジスタンス帯を突破した。チャート上では、上昇トレンドの継続を示す形状になりつつあるという。

足元の上昇は、米ドル指数(DXY)の低下と先物市場でのショートカバーが重なった影響とみられる。市場では、銀が下降チャネル上限を明確に上抜ければ、調整局面から切り返し、過去最高値に向けた上昇が再開する可能性が高いとの見方が出ている。

テクニカル面では、銀は2025年10月の安値45ドルから今年1月の121ドルまで167%上昇した後、いったん調整局面に入っていた。現在の79ドル前後は、フィボナッチ・リトレースメントの0.236水準に当たる78ドルを上回って推移している。

次の焦点は、下降チャネル上限に当たる90ドルを突破できるかどうかだ。これを上抜ければ、99ドル台までの上昇が視野に入る。99ドルは、最高値更新後に複数回上抜けに失敗してきた重要な節目で、この水準を維持できれば、121ドル再接近への道筋が開く。

マクロ環境も強気シナリオを下支えしている。4月初旬から続くドル安は、ドル建てで取引される銀の買いを促しやすい。さらに、米国とイランを巡る外交的解決への期待から原油価格が急落し、安全資産としてのドル需要が弱まったことも銀相場の支援材料となった。米ドル指数がさらに約1.55%下落すれば、銀の上昇ペースが一段と強まる可能性がある。

先物市場の需給を示すCOT統計では、足元で市場参加者が全体の持ち高を縮小する一方、売りポジションの解消ペースが買いポジションを23%上回っているという。投機筋の強気姿勢がなお続いていることを示唆する内容だ。

もっとも、78ドルを維持できずに下抜けた場合は、60~64ドルまで押し戻されるリスクもある。その場合、現在の上昇シナリオは弱まる可能性が高い。

市場では、テクニカルなブレイクアウトとマクロ環境の追い風が重なり、銀が新たな上昇局面に入ったとの見方が広がっている。当面は99ドル台を回復し、その水準を下値支持として維持できるかが、最高値121ドルに向けた次の焦点となる。

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