ServiceNowとAmazon Web Services(AWS)は、AIエージェント分野での協業を拡大すると発表した。AIエージェントのガバナンス統合に加え、開発ツール連携も広げる。ServiceNowはあわせて、AWS Marketplace経由の売上が累計10億ドルを超えたと明らかにした。
両社は、ServiceNowの年次イベント「Knowledge 2026」で今回の取り組みを公表した。ServiceNowはAWSとの統合を広げることで、複数のプラットフォームにまたがるAIエージェントのガバナンス基盤としての役割を強化する狙いだ。
協業の柱は4つある。第1に、ServiceNowのAI SpecialistとAWSのAIエージェントを連携させ、セキュリティ、IT運用、通信分野のワークフローを共同で実行できるようにする。
第2に、ServiceNowのAI Specialistから各種AWSエージェントまでを、単一のアーキテクチャで統合管理できるようにする。第3に、ServiceNow SDKをAWSのKiroプラットフォームにネイティブに統合し、開発者がAWSの統合開発環境(IDE)からServiceNowのアプリケーションやエージェントを直接構築・展開できるようにする。
AWSの開発者は、プロンプトエンジニアリングを通じて、アプリケーションのスキャフォールディング、ワークフロー設定、AIエージェントの生成を進められるという。
第4に、ServiceNowはAnthropicとの協業を通じて、ヘッドレス型の利用形態にも対応するとした。外部で構築したエージェントインターフェース経由でも、プラットフォーム拡張が可能になるとしている。
現時点で利用できる機能は、AWS Marketplaceで提供するServiceNow AI Control TowerとAmazon Bedrock AgentCoreの統合、通信分野向けのAI Specialistワークフロー、Kiro向けServiceNow SDK。AWSのAIエージェントとServiceNow AI Specialistの統合は、2026年末の提供を予定している。