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XRPが長期的な下値支持線を改めて試す展開となる中、市場では反発期待が浮上している。一部アナリストは12ドルまでの上昇余地を指摘する一方、1.33ドル近辺の重要水準を割り込めば、0.93ドル前後まで下落する可能性もあるとみている。

Cointelegraphが7日(現地時間)に報じたところによると、XRPは数年にわたって維持してきた上昇チャネルの下限付近で推移している。過去に大きな反発の起点となった価格帯を、改めて試している格好だ。

月足チャートでは、XRPは2014年以降、長期の上昇チャネル内で推移してきた。足元の価格は、チャネル下限のトレンドラインが位置する1.30〜1.40ドル帯に接近している。この水準は過去にも大幅上昇の起点となってきたという。市場アナリストのミキブルクリプトは、この構造を根拠にXRPが12ドルまで上昇する可能性があるとの見方を示した。12ドルは、同チャネルの中間線と重なる水準でもある。

モメンタム指標も反発シナリオを支えている。月足の相対力指数(RSI)は40〜45近辺まで低下しており、この水準は過去にも上昇局面入りの前に下値支持帯として機能していたという。アナリストのJDも、このRSI水準について、XRPの「潜在的なサイクル底」を示すシグナルだと指摘した。

2週足では、別の強気パターンも確認されている。XRPは数年続いた対称三角形を上抜けた後、現在はブレイク水準を試すリテスト局面にある。JDが示した緑色の目標ゾーンは8〜14ドルで、足元の再テストを維持できれば、上値余地が大きく広がるとの見方だ。

直近の値動きも、こうした強気見通しを支える材料となっている。XRPは2月の安値だった1.11ドル前後から、この数週間で約30%反発した。リスク資産選好の持ち直しに加え、個別材料も相場を支えた。Rakuten WalletによるXRP統合で国内での利用接点が広がったほか、XRP現物ETFには4月に8160万ドルの純流入があった。2026年に入ってから最大の月間流入額という。5月第1週にも、XRP現物ETFには2817万ドルが流入した。

もっとも、強気シナリオが確定したわけではない。チャネル下限のサポートを下抜けた場合、現在の強気構造は崩れる可能性がある。とりわけ、この支持帯は50カ月指数平滑移動平均(EMA)が位置する1.33ドル近辺と重なる重要水準だ。ここを明確に割り込めば、次の下値めどは100カ月EMAが位置する0.93ドル前後となる。現在水準からみて、約30%の追加下落余地を意味する。

2022年の弱気相場でも、これに近い急落局面があった。このため、XRPの当面の方向感は、1.30〜1.40ドル帯と1.33ドル近辺の長期移動平均線によるサポートを維持できるかどうかに左右されそうだ。上昇期待が残る一方で、主要サポートを守れるかが今後のトレンドを見極める分岐点となる。

JDは「私の見立てでは、2年以内に緑のボックスの水準が視野に入る。ただ、その前にBTCがどちらへ向かうかを見極めたい」と述べた。

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