(左から)Galaxy S26 Ultra、S26+、S26、写真=Samsung Electronics

Samsung Electronicsの次世代フラッグシップスマートフォン「Galaxy S26 Ultra」は、高解像度の静止画撮影に加え、プロ用途を意識した動画機能を大幅に拡充した。写真から動画、保存、音声収録まで幅広く強化し、モバイル端末でのコンテンツ制作機能を押し上げた格好だ。

米ITメディアのPhoneArenaは7日(現地時間)、Galaxy S26 Ultraのカメラアプリに搭載された主要機能と設定を紹介し、一般ユーザーから本格的な撮影ニーズまでを視野に入れた構成だと報じた。

写真モードでは、標準設定を1200万画素(12MP)としつつ、5000万画素(50MP)と2億画素(200MP)の撮影にも対応する。12MPは撮影の軽快さと保存容量のバランスを重視し、高解像度モードは細部の描写を重視する用途を想定している。

フィルター機能も強化した。既存の写真の雰囲気をもとにカスタムフィルターを生成できるほか、カメラアプリは直前の撮影設定を記憶できる。前回使用したモードや解像度、フィルター、露出設定などをそのまま引き継げるという。

ポートレート機能では、1倍から5倍までのズームに対応する。PhoneArenaによると、特に3倍と5倍では、より自然な顔のバランスと背景圧縮効果が得やすいという。スタジオ、ローキーモノ、ハイキーモノ、カラーポイントなどの効果も利用できる。

プロモードでは、ISO、シャッター速度、ホワイトバランス、フォーカス、露出補正を手動で調整でき、RAW撮影にも対応する。加えて、ヒストグラム、ゼブラパターン、false color表示(偽色表示)を備え、露出をより正確に確認できるようにした。

動画機能も大きく拡張した。通常のビデオモードは8K/30fpsと4K/60fpsに対応し、前後カメラを同時に使うデュアル録画機能も搭載する。自動フレーミングでは、動く被写体を画面中央に収めるようズームを自動調整する。

新たに加わった「水平固定」機能は、揺れの大きい環境でも映像の水平を保ちやすくする機能だ。従来のスーパー手ブレ補正よりも強力な安定化オプションとして位置付けられている。

プロビデオモードでは、さらに高度な動画撮影機能を提供する。8K/24fpsと4K/120fpsに対応し、ズーム速度も細かく調整できる。HDRとLOG撮影も可能だが、これらは高効率動画コーデックのHEVC形式でのみ利用できる。

Samsung Electronicsが新たに導入したAPVコーデックも注目される。APVは編集工程での画質劣化を抑えるプロ向け動画フォーマットで、HDRとLOGの保存に対応する。ただ、ファイルサイズは大きく、HQモードでは1分あたり約1.5GB、LQモードでも同約750MBを占める。

大容量データに対応するため、外部ストレージへの保存機能も備えた。保存時のエラーや外部ドライブの切断に備え、動画を複数のMP4ファイルに分割して保存する「安全保存」機能も搭載する。

音声収録機能も細かく設定できる。基本の全方向録音に加え、前面または背面マイクのみを選択でき、マイクゲインの個別調整にも対応する。USBおよびBluetooth接続の外部マイクを利用できるほか、端末内蔵マイクとのミックス録音も可能だ。

Galaxy S26 Ultraは、高画素化にとどまらず、撮影から編集までを見据えた機能を幅広く取り込んだ。LOG動画やAPVコーデック、外部ストレージ対応などを通じ、モバイルでの本格的な映像制作を意識した仕様となっている。

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