Solana(SOL)。写真=Shutterstock

Solana(SOL)が反発基調を強めている。取引所フローが純流入から純流出へ転じたことで需給改善への期待が広がっており、チャート面でも逆ヘッド・アンド・ショルダー(逆三尊)完成の可能性が意識されている。

ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが7日(現地時間)に伝えたところによると、SOLは90ドル前後で推移し、ここ数週間続いた売り圧力から持ち直す動きを見せている。

市場で注目されているのは、価格の反発と現物需要の回復が同時に進んでいる点だ。日足チャートでは3月末以降、逆三尊の形成が進行。4月末に右肩を付けた後、価格は安値から約11%反発した。足元では、ネックラインに相当する抵抗帯を再び上抜けられるかが焦点となっている。

テクニカル面でも反発を支える材料が出ている。20日指数平滑移動平均線(EMA)は50日移動平均線とのゴールデンクロス形成が視野に入る。一方で、20日指数平滑移動平均線(EMA)はなお100日移動平均線を下回っており、本格的な上昇トレンド入りを確認するには至っていない。次の重要な節目は、100日線が位置する93.91ドルの回復だ。

需給面では、取引所フローの変化が目立つ。Glassnodeのデータによると、取引所のネットポジションは純流出基調へ転じた。4月22日から5月1日にかけては取引所への流入が強まり、1日当たり約140万SOLが流入した日もあったが、その後は流れが一転した。

5月6日まで5営業日連続でSOLは取引所外へ流出し、直近の1日当たり純流出量は54万3961SOLとなった。一般に、取引所からの純流出は売却可能な供給の減少を意味し、買い手が売り手を上回るペースで需給を吸収しているシグナルと受け止められる。

もっとも、上値には明確な売り圧力帯が控える。Glassnodeの取得単価分布ヒートマップでは、足元の価格水準のすぐ上に約541万SOLが集中している。なかでも91.70〜92.43ドルは最初の主要な供給帯とされ、損益分岐点に近い投資家による戻り売りや利益確定が出やすい水準とみられている。

この供給帯を吸収できれば、次の抵抗水準は100日線の93.91ドル、その先はネックラインに当たる96.95ドルとなる。96.95ドルを明確に上抜ければ逆三尊が完成し、目標値は111ドルに達する計算だ。現在水準からの上値余地は14.45%となる。

一方で、90.03ドルを維持できなければ下値支持線を試す展開となる可能性がある。この場合、まず86.69ドルと84.63ドルが下値の目安となる。さらに右肩の安値である81.29ドルを下回れば、足元の反転シナリオは後退しかねない。

短期的な方向感を左右するのは、取引所の純流出で示された需給改善が、上値の供給帯を吸収できるだけの強さを持つかどうかだ。SOLは現在、90.03ドル近辺での攻防が続いており、91ドル台の供給帯、100日線、96.95ドルのネックラインを順に突破できるかが、111ドルに向けた一段高の条件となる。

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