KB Financial Groupは5月8日、ソウル・COEXで開催された「AI EXPO KOREA 2026」で、金融業界で初めてヒューマノイドを活用した介護向けフィジカルAIサービスを公開した。
同社は会場で唯一の金融グループとして出展し、生成AI企業GENONと共同開発したヒューマノイドロボット「GenP」を披露した。GenPは高齢者介護に特化したモデルで、精密な動作に向けて指先のモジュール機能などを強化したのが特徴という。
会場では、GenPが5つの場面を想定したシナリオを実演した。来場者へのあいさつと周辺環境の認識に始まり、リハビリの日程や天気、体調の案内、高齢者の感情や身体状態への反応、服薬時間の認識に基づく薬の手渡し、リハビリ動作の補助や起立介助までを披露した。
あわせて同社は、今後のフィジカルAIの展開構想も示した。情緒・認知ケア、非接触の物理作業、歩行補助・介助、全身ケアの4段階でサービスを高度化していく計画としている。
7月には、KB Golden Life Careの鍾路平昌カウンティにAIケアロボット「Kebi」を試験導入する予定だ。Kebiは自律走行型の小型ロボットで、緊急時の検知・通知機能を通じて入居者の安全を支援する。空間案内やコンシェルジュ機能、対話機能も備える。
KB Financial Groupの関係者は「フィジカルAIの介護現場への適用可能性を段階的に検証し、サービスの範囲と事業領域を順次拡大していく」とコメント。「介護、健康、住まい、財務をつなぐシニアライフプラットフォームの構築に注力する」とした。