米暗号資産交換業大手のCoinbaseの2026年1~3月期決算は、暗号資産相場の下落が響き、市場予想を下回った。取引売上高に加え、サブスクリプション・サービス売上高も予想未達となり、同社は手数料依存の低減に向けた事業多角化を急いでいる。
CNBCが7日(現地時間)に報じたところによると、取引売上高は7億5580万ドルで、アナリスト予想の8億520万ドルを下回った。サブスクリプション・サービス売上高も5億8350万ドルと、予想の6億1930万ドルに届かなかった。
ビットコインは3月に12%上昇した一方、1~3月期全体では22%下落した。CNBCによると、市場では暗号資産価格の急落に伴う取引量の大幅な減少は、ある程度織り込み済みだったという。
Coinbaseは米最大の暗号資産交換業者。取引手数料への依存を抑えるため、ステーブルコインやステーキング収益を含むサブスクリプション・サービス事業の拡大を進めている。投資家の関心は、取引低迷局面でも同社が収益を確保できるか、また非取引収益が手数料収入の変動を吸収できる規模まで成長するかに集まっている。
同社は今週、全従業員の14%に当たる約700人を削減すると公表した。CNBCは、この人員削減について、第2四半期も取引低迷が続く可能性を織り込んだ措置だと伝えている。
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