ビットコイン(写真=Shutterstock)

2026年に入り、主要なビットコイン採掘関連株がそろって上昇している。ビットコイン相場は年初来で約20%下落しているものの、採掘企業の株価は堅調に推移している。

Cointelegraphが2日(現地時間)に報じたところによると、時価総額上位10社の採掘関連株は年初来で全社がプラスとなった。

Bitcoinminingstock.ioの集計では、上昇率は約5%高から85%超高まで開いた。TeraWulfは約85%高で上昇率トップ。Hut 8は約67%高、Riot Platformsは約46%高、Core Scientificは約40%高、Applied Digitalは約37%高だった。Bitdeer Technologies Groupは約5%高で、上位10社の中では上昇率が最も小さかった。

一方、上位10社以外ではAmerican Bitcoinが約29%下落した。同社はHut 8が共同設立したビットコイン採掘・財務会社で、エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏の支援を受けている。ビットコインは直近30日で約17%反発したが、年初来ではなお軟調だ。

採掘関連株の堅調さの背景には、大手各社によるAI・HPC事業の拡大がある。Riot Platformsの2026年1〜3月期売上高は1億6720万ドルで、このうちデータセンター事業が3320万ドルを占めた。データセンター事業の売上が、主力の採掘事業の減収分を一部補った格好だ。

Core Scientificは、テキサス州の用地を最大1.5ギガワット規模のAI向けデータセンターキャンパスとして開発する計画を示している。このうち約1ギガワットは賃貸に回す予定で、現在ビットコイン採掘に使っている約300メガワット分はデータセンター運用へ切り替える方針だ。

HIVE Digital Technologiesは2月、AI・HPC事業の拡大を追い風に四半期売上高が前年同期比219%増になったと発表した。企業向けAIクラウド顧客向けのNVIDIA製GPU導入契約として、3000万ドル規模も公表している。同月には、MARA HoldingsがフランスのAIデータセンター企業Exaionの株式64%を取得した。

こうした流れを踏まえ、Bernsteinは先週のリポートで、Irenが保有用地をGPUベースのワークロード向けに転換することで、最終的にビットコイン採掘から撤退する可能性があると分析した。

キーワード

#ビットコイン #採掘関連株 #データセンター #AI #HPC #GPU #TeraWulf #Hut 8 #Riot Platforms
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.