Dogecoinが暗号資産市場全体の軟調地合いに逆行し、直近1週間で11%超上昇した。足元の値動きでは、大口投資家の取引活発化と大口ウォレットの保有残高増加が目立っている。
BeInCryptoが1日(現地時間)に報じたところによると、Dogecoinは同期間に11%超上昇し、30日には約10週間ぶりの高値を付けた。記事執筆時点の価格は0.109ドル(約16円)で、24時間ベースでは2.4%高。暗号資産市場全体が同期間に0.7%下落するなか、相対的な強さが際立った。
今回の上昇局面では、個人投資家による短期売買よりも、大口保有者の動きが先行したとの見方が出ている。オンチェーン分析会社SantimentはXへの投稿で、Dogecoinのクジラ取引が6カ月ぶりの高水準に達したと指摘した。10万ドル(約1500万円)超の移転は1日で739件に上ったという。
大口ウォレットの保有残高も過去最高を更新した。1億DOGE超を保有する149ウォレットの合計保有残高は1085億2000万DOGE。金額ベースでは約116億ドル(約1兆7400億円)に相当する。大口ウォレットへの集中が進む一方で、大口移転の件数も増えており、需給面での変化が意識されている。
Santimentは、Dogecoinの過去10日間の14%上昇について、偶然とみる可能性は低いと分析した。大規模移転の増加と大口ウォレットの保有残高拡大が同時に進んだことから、足元の上昇は単なる投資家心理の反発ではなく、需給構造の変化を示すシグナルだと説明している。
Dogecoinは時価総額上位100の暗号資産のなかでも、足元で相対的に強い値動きを見せた銘柄の一つとなっている。多くの銘柄が下落するなかで逆行高となったことで、オンチェーン上の需給変化が実際の相場にどの程度影響を及ぼすのかを見極める事例として注目を集めている。