イーサリアム(ETH) 写真=Shutterstock

イーサリアム(ETH)が2017年以降の長期上昇チャネル下限を試す局面で、2030年に6万ドルへ達するとの強気見通しが再び注目を集めている。一方で、1834ドル近辺の重要な支持線を下回れば、1000ドル前後まで下落余地が広がるとの見方も出ている。

Cointelegraphが4月30日(現地時間)に報じたところによると、Fundstrat共同創業者のトム・リー氏は、アナリストのクリプト・パテル氏によるイーサリアム強気予測を自身のアカウントであらためて取り上げた。

パテル氏は、イーサリアムが長期上昇チャネルの下限で再び下げ止まりつつあると分析した。1300〜2000ドルを買い場と位置付け、2028年に1万5800ドル、2030年に6万ドルに達するとの見通しを示した。上昇率は、それぞれ約1000%、約3150%を見込む計算になる。

このチャネルは、2017年以降のイーサリアムの値動きに沿って形成されてきた長期的な価格帯だ。上限は抵抗線、下限は支持線として機能する場面が繰り返されてきた。2020年にも下限トレンドラインから反発した後、価格は上限まで約5200%上昇し、その後のサイクル高値を付けた。

トム・リー氏がこの見通しを再提示したのは、Bitmineが2億3500万ドル相当のイーサリアムを購入した直後だった。Bitmineは、トム・リー氏が会長を務める、イーサリアムを財務資産として保有する企業だという。

今回の購入によって、Bitmineの保有量は500万ETHを超えた。これは現在のイーサリアム供給量のおよそ4%に相当する。

もっとも、下落リスクはなお残る。イーサリアムは2021年以降、大型の対称三角形の保ち合いの中で推移してきた。2025年7月には一時的に上放れしたものの、その後は再びレンジ内へ押し戻された。足元で重要な支持線とされるのは、下限トレンドラインと0.786フィボナッチ・リトレースメントが重なる1834ドル近辺だ。

この水準を割り込めば、強気シナリオは後退する可能性がある。その場合、価格は1.0フィボナッチ水準にあたる1000ドル前後まで下落する余地がある。加えて、Bitmineの未実現損失も膨らむ可能性がある。4月までの平均取得単価が約3600ドルであることを前提にすると、未実現損失は最大で132億ドル規模に達する可能性があるという。4月末時点の未実現損失は約65億ドルだった。

長期見通しを巡っては、ほかにも強気の見方がある。VanEckは強気シナリオで最大2万2000ドル、Standard Charteredは最大4万ドルを示している。

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