KB金融グループは4月30日、ヒューマノイドロボットを活用した高齢者向けの「フィジカルAI介護サービス」を公開し、高齢化社会への対応を本格化すると発表した。5月6日から8日までソウルのCOEXで開かれる「AI EXPO KOREA 2026」で初披露する。
同サービスは、生成AI企業のGENONと共同で開発を進めている。超高齢化に伴う介護需要の拡大を見据え、対話型の相談機能にとどまらず、実際の動作支援まで担うフィジカルAI技術を組み込んだ点が特徴だ。
展示では、対話を通じた情緒面のケアに加え、服薬管理や予定管理、健康状態の確認といった日常支援機能をデモンストレーションする。ロボットの手の機能を生かし、薬を手渡したり、リハビリを補助したりするなど、実際の介護現場を想定した動作も披露する予定だ。
KB金融グループによると、ヒューマノイドロボットを基盤としたこうしたサービスを金融業界で公開するのは初めてという。
今後は、介護ロボット技術の現場での適用可能性を継続的に検証し、蓄積したデータを基にサービスの商用化を進める計画だ。介護施設など実際の環境で効果を確かめながら、次世代ケアサービスとしての事業拡大の可能性を探る。
KB金融グループ関係者は「今回のデモを起点に、フィジカルAIの介護現場への適用可能性を段階的に検証していく」とコメントした。その上で「検証結果を踏まえ、サービスの範囲と事業領域を広げていく。介護、健康、住まい、財務を網羅する統合型のシニアサービスの構築が目標だ」としている。
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