クラウド大手各社の2026年1~3月期決算は、そろって市場予想を上回った。AIへの積極投資がクラウド事業の成長を支えている。
世界最大のクラウド事業者であるAmazon Web Services(AWS)の1~3月期売上高は、前年同期比28%増の375億9000万ドルだった。アナリスト予想を上回り、約3年ぶりの高い伸びとなった。前四半期の2025年10~12月期は24%増だった。
AWSがAmazon全体の売上高に占める比率も21%程度に高まった。営業利益は23%増の141億6000万ドルだった。
Microsoftも1~3月期、Azureおよびクラウドサービスの売上高が40%増加し、市場予想を上回った。前四半期の成長率は39%だった。
Alphabet傘下のGoogle Cloudも大幅増収となった。クラウドインフラとGoogle Workspaceを軸に、1~3月期売上高は前年同期比63%増の200億ドルだった。2025年10~12月期の伸び率は47%増だった。
各社はAIインフラへの投資も継続する構えだ。2026年も積極姿勢を維持する。
Amazonは、2026年の設備投資が2000億ドルに達するとの見通しを示した。2025年の1381億ドルから大幅な増加となる。
Alphabetも2026年の設備投資見通しを、従来の1750億~1850億ドルから、1800億~1900億ドルへ引き上げた。Alphabetは2025年12月、データセンター企業Intersectの買収を明らかにしている。スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は決算説明会後のカンファレンスコールで、「当面は計算資源が不足している。需要に十分対応できていれば、クラウド売上高はさらに大きかっただろう」と述べた。
Microsoftの設備投資は、前四半期の375億ドルから319億ドルに減少した。同社は、これは想定内の動きであり、クラウドやAIサービス需要の鈍化によるものではないと説明。データセンター建設やハードウェア納入の時期要因が影響したとしている。