Alphabetの2026年1〜3月期決算は、クラウド事業の伸びを追い風に増収増益となった。米Wall Street Journalが29日(現地時間)に報じた。Google Cloudの売上高は前年同期比63%増の200億ドルとなり、業績をけん引した。
1〜3月期の売上高は1100億ドル(約16兆5000億円)で、市場予想を上回った。純利益は626億ドル(約9兆3900億円)と前年同期比81%増加。決算発表後の時間外取引で株価は6%超上昇した。
Google Cloudは、クラウドインフラと生産性プラットフォーム「Google Workspace」を柱に拡大が続く。1〜3月期の売上高は200億ドル(約3兆円)で、前年同期比63%増。受注残高も前四半期の2400億ドル(約36兆円)から4600億ドル(約69兆円)に増えた。
Alphabetのスンダー・ピチャイCEOは、AIが全事業セグメントの成長を押し上げていると説明した。AlphabetはAIモデル開発やデータセンター整備に積極的な投資を続けている。2026年の設備投資計画は1750億〜1850億ドル(約26兆2500億〜27兆7500億円)で、2025年の910億〜930億ドル(約13兆6500億〜13兆9500億円)から大幅に増やす計画だ。
Googleは先週、第8世代のテンソル処理装置(TPU)を発表した。AIチップ市場でのシェア拡大を狙い、推論用とAIモデル学習用のチップをそれぞれ投入する。
これに先立ち、Googleは昨年11月にAIモデル「Gemini 3」を発売した。WSJは、GeminiがChatGPTの市場シェアの一部を切り崩し、OpenAIは昨年の年間売上目標を達成できなかったと伝えた。
検索事業へのAI統合も進めている。昨年投入した「AIモード」は、チャットボット形式で検索結果を提示する機能だ。通常の検索でも、ページ上部に結果の要約を表示する「AIオーバービュー」を提供している。
1〜3月期の検索売上高は604億ドル(約9兆600億円)で、前年同期比19%増だった。Alphabet株は昨年に65%上昇し、今年に入ってからも約10%上昇している。Alphabetは今年初め、時価総額4兆ドルを突破した。