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人とAIキャラクターが同じグループチャットで会話できるアプリ「Shapes」が、シードラウンドで800万ドルを調達した。Shapesは29日(現地時間)、ステルス状態を終えて資金調達を公表した。TechCrunchが報じた。

今回の調達はLightspeedが主導し、AI Capital Partners、AI Grant、エンジェル投資家らが参加した。

報道によると、2022年設立のShapesの月間アクティブユーザー数は40万人を超えている。

共同創業者のアヌーシュク・ミタル氏とヌリ・ディングラ氏は、Shapesによって「AI Psychosis」の問題を和らげられるとみている。これは、AIチャットボットやAIコンパニオンと長時間にわたり1対1で会話を続けることで、妄想や被害意識が生じる現象を指す。

Shapesは、AIを実在の人との日常的な会話の中に組み込むことで、こうした問題の軽減を目指す。ミタルCEOは「AIとの会話の多くは非公開の1対1だが、実際の人間のコミュニケーションはそうではない」としたうえで、「日常のコミュニケーションの中心にはグループチャットがある。そこにAIを自然に加えるのが正しい形だ」と説明した。

アプリ内ではAIキャラクターは「シェイプス」として表示され、ほかの利用者と同じように会話へ参加する。AIであることは明示される一方、会話への参加方法に特段の制約は設けていないという。

利用者は自分でシェイプスを作成し、性格も設定できる。これまでに作成されたシェイプスは300万件に上る。

Shapesは、グループチャットが活発になりにくい理由の一つとして、最初の投稿をためらう心理を挙げる。AIキャラクターが先に会話を始め、やり取りを継続させることで、この課題を解消できるとしている。

他のAIコンパニオンアプリと異なり、Shapesではユーザーの呼びかけがなくてもAIが自発的にメッセージを送信できる。ChatGPTでもグループチャットでAIと人が会話できるが、用途は主に計画立案やブレインストーミングだという。

Shapesは、多様な性格を持つAIキャラクターを通じて、コミュニティを軸にしたソーシャルな会話に注力する。ミタルCEOは「Shapesは人間同士の会話のためのアプリだ」と述べ、「オンラインで多くの時間を過ごし、つながりや共有を楽しむ人たちが主なユーザーになる」と語った。

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