YouTube TVは、視聴者が見たいライブチャンネルを自分で組み合わせ、1画面にまとめて表示できる「カスタムマルチビュー」の提供を始めた。最大4画面を同時表示でき、対象はYouTube TVに加え、10を超えるジャンル別プランにも広がる。
米ITメディアThe Vergeが4月28日(現地時間)に報じたところによると、YouTubeのCEO、ニール・モハン氏は、YouTube TVで完全カスタム型のマルチビューに対応すると明らかにした。
新機能では、視聴者が複数のライブチャンネルを選び、1つの画面に並べて表示できる。モハン氏は、ライブストリームを自由に組み合わせられるようになり、要望の多かったパーソナライズ視聴に対応すると説明した。
YouTube TVのマルチビューは、当初から完全自由型ではなかった。YouTubeは2023年、米大学バスケットボールのトーナメント「マーチ・マッドネス」などを複数画面で視聴できる事前編成型のマルチビューを先行投入。その後、ニュースやビジネス、天気などにも対象を広げたが、選べる組み合わせはYouTube側があらかじめ用意したものに限られていた。
YouTubeは昨年、一部の非スポーツコンテンツで、視聴者が自らマルチビューを作成できる実証も進めていた。モハン氏は1月の時点で、カスタムマルチビューを近くYouTube TV加入者向けに提供する方針を示しており、今回それが正式サービスとして始まった形だ。
提供対象はYouTube TVの加入者だけではない。YouTubeの広報担当者、アリソン・トー氏は、YouTube TV加入者に加え、10を超えるジャンル別プランの加入者にも提供すると述べた。
今回の変更は、YouTube TVのマルチビューが、プラットフォーム側が組んだ編成を見せる機能から、視聴者が関心に応じて画面を構成できる機能へと進化したことを意味する。スポーツ向けの補助機能として始まったマルチビューは、今後、ライブ視聴全般を支える機能として位置付けが一段と強まりそうだ。