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XRPは出来高を伴う売りで1.4ドルの支持線を下抜けた。足元では1.39~1.40ドル近辺でもみ合っているが、市場では1.4ドルを早期に回復できるかが当面の焦点となっている。回復が鈍ければ、下値は1.37ドル、さらに1.31ドル近辺まで意識されそうだ。

CoinDeskが4月28日(現地時間)に報じたところによると、XRPは1.44ドルから1.39ドルまで下落し、これまで下値を支えてきた1.4ドルのゾーンを割り込んだ。今回の下落は緩やかな調整ではなく、出来高を伴って短時間で進行したという。流動性の薄い局面での一時的な振れではなく、売り圧力の強さを示す動きと受け止められている。

注目点は、1.4ドルの位置付けが変わったことだ。数週間にわたり支持線として意識されてきた水準を下抜けたことで、同水準は短期的に上値抵抗へ転じる可能性がある。CoinDeskは、出来高を伴って1.4ドルを回復できれば、今回の下抜けは一時的な動きにとどまる可能性があると指摘した。一方で、回復に時間がかかれば売り優勢の地合いが続く公算が大きい。

チャート面でも弱気シグナルが強まっている。XRPはここ数カ月、三角持ち合いの中で値幅を収れんさせてきたが、最終的には下放れとなった。上放れへの期待があっただけに、下方向へのブレイクは相場の重さを改めて印象付けた格好だ。足元では短期的な反発もみられるものの、自律反発の域を出ておらず、トレンド転換を示す動きは確認されていない。

加えて、資金がビットコイン(BTC)に集まりやすい地合いもXRPには逆風となっている。ビットコインのドミナンスが60%に近づく中、アルトコイン全般から資金が抜ける流れが強まり、XRPにも新規の買いが入りにくい状況だ。この環境下では、個別銘柄に反発が入っても追随買いは限られやすい。

短期的な注目水準も明確だ。まずは出来高を伴って1.4ドルを再び上回れるかが最大のポイントとなる。これに失敗すれば、下落シグナルを打ち消すのは難しい。下値のめどとしては1.37ドルが意識されており、ここを割り込めば、次は1.31ドル近辺が焦点になる。CoinDeskも、1.4ドルを下回った状態が続けば売り手が主導権を維持し、戻り局面では戻り売りが出やすいと伝えた。

このため、XRPの短期的な方向感は、1.4ドルを奪回できるか、それとも1.37ドルの下値支持を維持できるかに左右される見通しだ。現時点では出来高を伴う下落が先行して確認されており、市場は一時的な反発よりも、相場構造の改善を示すシグナルが出るかどうかを重視している。

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