Kakao Impact Foundationは4月28日、韓国の教育部および韓国大学教育協議会と連携し、「大学AI基礎教育課程開発支援事業」を共同で推進すると発表した。同日午後には、Kakaoのパンギョ「アジト」で業務協約(MOU)を締結する。
協約式には、チェ・ウノク教育部次官、イ・ギジョン韓国大学教育協議会会長、リュ・ソギョンKakao Impact Foundation理事長らが出席する。
今回の協約は、Kakao Impact Foundationの教育プログラム「テック・フォー・インパクト・キャンパス」を全国規模に拡大し、AI人材の育成を本格化するのが狙いだ。政府事業と連動して大学生のAI基礎力を高めるとともに、これまで首都圏に偏りがちだった教育機会を全国20大学に広げ、地域間の教育格差の是正につなげる。
役割分担も明確にした。教育部は参加大学の選定と政策面の支援を担い、韓国大学教育協議会は参加大学の管理や事業運営全般を統括する。Kakao Impact Foundationは、独自に開発した教育モデルとコンテンツを提供し、「テック・フォー・インパクト・キャンパス」の運営を担当する。
プログラムでは、Kakaoの現役開発者によるメンタリングのほか、実務プロジェクトや成果発表会などを実施し、学生が実践的な経験を積めるよう支援する。
「テック・フォー・インパクト・キャンパス」は、大学生を対象に、非営利団体と協力しながら社会課題の解決につながる技術ソリューションを企画・開発するプロジェクト型の教育プログラムだ。2023年に韓国科学技術院(KAIST)で始まり、これまでに9大学で約500人が参加した。
同財団は今後、大学、社会イノベーター、企業が参画する「コレクティブ・インパクト」モデルを基盤に、持続的な社会変革の土台づくりを広げていく考えだ。
リュ・ソギョン理事長は「今回の協約は、『テック・フォー・インパクト・キャンパス』の教育モデルを政府事業と連携させ、全国の大学に広げるという点で意義が大きい」とコメント。「今後も地域大学と連携した実践型教育を通じて、課題解決力を備えたAI中核人材の発掘・育成を進めていく」と述べた。