XRPが長期的に13ドル(1950円)まで上昇する可能性があるとのテクニカル分析が示された。一方で、次の本格上昇に入る前に0.9ドル(約135円)近辺まで下落し、下値を固める展開もあり得るという。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが27日(現地時間)に報じたところによると、アナリストのアリ・マルティネズは、XRPの月足チャートで数年にわたって形成されてきた大型の上昇三角形を根拠に、このシナリオを示した。
同氏は、XRPが長期にわたり、上昇する支持線と過去高値圏のレジスタンスラインに挟まれた構造を形成してきたと分析。このパターンが維持されれば、上放れ後の長期目標は13ドルに達する可能性があるとみている。XRPは足元で約1.4ドル(約210円)で推移しており、直近1カ月ではおよそ5%上昇している。
もっとも、短期的な値動きには調整余地もある。アリ・マルティネズは、XRPが持続的な上昇局面に入る前に、0.9ドル水準まで下げる可能性があると指摘した。同水準は次の上昇局面に向けた下値のめどで、1ドル割れの水準が強いサポートとして機能し得るとの見方を示している。
上値の節目としては、2ドル(約300円)と3.32ドル(約498円)を主要なレジスタンスラインに挙げた。もっとも、強いモメンタムが伴えば、これらの水準を突破して10ドル台に乗せる可能性もあるという。現在値を基準にすると、13ドルは9倍超の上昇余地に当たる。
他のXRPアナリストからも、これに近い見方が出ている。Chartnerdはアリ・マルティネズの分析について、XRPの値動きとして「論理的に筋が通る」と評価した。Chartnerdはこれまでも、XRPが次の大幅上昇に先立って0.7〜1ドル(約105〜150円)まで下落する可能性があると繰り返し主張してきた。
またChartnerdは別の分析で、XRPの強気転換シグナルにも言及した。まれなシグナルだとする「Bull Switch」が再び点灯したとし、このシグナルは過去13年で3回しか確認されておらず、2017年、2021年、2025年の大幅な上昇局面につながったと説明した。長期のもみ合いの後、モメンタムが弱気から強気へ転換する局面で現れやすいパターンだと強調している。
直近では、XRPが3.66ドル(約549円)から1.11ドル(約167円)まで下落した後に反発しており、こうした解釈を補強する動きと受け止められている。Chartnerdは今回のシグナルについて、新たな上昇トレンド入りと追加的なブレイクアウトの可能性を示唆するとみる一方、短期の目標価格は示していない。
このほか、アナリストのイグレック(EGRAG)は、XRPが2014年から続く長期の「Bifrost Bridge」チャネル内にとどまっていると主張した。最近の下落局面を経ても長期の上昇トレンドは維持されているとして、13ドル到達の見通しも据え置いた。
市場では強気の長期目標が相次ぐ一方、当面は0.9ドル近辺のサポートの強さに加え、2ドルと3.32ドルのレジスタンスラインを突破できるかが焦点となりそうだ。