Worksphereは4月23日、国家人工知能(AI)戦略委員会が主催した「AI転換期、人材と教育体系の大転換リレー・フォーラム」に参加し、AX(AI Transformation)時代における若年雇用市場の変化と政策対応の方向性を示した。
同社で登壇したキム・ジュンス価値成長本部長(CHRO)は、採用データをもとに雇用市場の構造変化を分析し、人材と企業のミスマッチ解消に向けたHRプラットフォームの役割を説明した。
キム本部長は「AIによって仕事そのものが減ったのではなく、人材密度が高まる構造になっている」と述べた。求人件数は維持される一方、応募者数は増加。求人1件当たりの応募者数は13%増え、書類選考の通過率は半分程度まで低下しており、競争は一段と激しくなっているという。
さらに、「企業の89%が採用を進めているにもかかわらず、60%超が採用目標を達成できていない」と指摘。「課題は採用の減少ではなく、マッチングの難化にある」との見方を示した。
AIは仕事を単純に代替するのではなく、労働市場の構造そのものを変えているとも強調した。Worksphereによると、AI関連の求人は直近5年間で112%増加。需要は新卒層や首都圏以外にも急速に広がっているという。
キム本部長は「市場の需要は、AIを活用できる人材を軸に変化している」と述べたうえで、「開発職に限らず、マーケティング、HR、企画など大半の職種で、AI活用能力が基本要件として定着しつつある」と説明した。
人材育成の方向性については、「若年層が感じる雇用不安を和らげるには、単に仕事の数を増やすよりも、職務転換と能力の再設計を後押しするリスキリング政策が重要だ」と指摘。そのうえで、「民間の採用データと公共政策を連動させることで、より精緻な雇用対応が可能になる」と提言した。