Webtoon Entertainmentは4月27日(現地時間)、米AIアバター技術企業Geniesと戦略提携したと発表した。作品キャラクターを活用したデジタル体験を共同で開発し、年内に英語版「WEBTOON」で試験提供を始める。
今回の提携は、読者が作品を読むだけでなく、キャラクターと対話しながら作品世界を楽しめる没入型のファン体験の提供を狙うものだ。クリエイターが希望すれば、自身の作品キャラクターを3Dアバターとして公開できる。
先行導入の対象作品には、人気作の「Yeokdaegeup Yeongji Seolgye-sa」「Oneulman Saneun Gisa」「Siwoldeuga Naege Jipchakanda」を選んだ。いずれもクリエイターの同意を得た上で進める。アバターはGeniesのAI技術を基に、原作の絵柄やキャラクター性を反映した3Dモデルとして制作する。
3Dアバター機能は、年内にNaver Webtoonの英語版プラットフォーム「WEBTOON」で試験提供する予定だ。
同社によると、読者はアバターと会話しながら作品に関するやり取りを楽しめるほか、クリエイターが用意したシナリオに沿って作品世界のストーリーを体験できる。作品の閲覧や有料エピソードの購入、アプリとの連携などを通じて、アバターをカスタマイズするアイテムも入手できるという。
今後はプレミアムアイテムも導入し、クリエイターにとって新たな収益機会につなげる考えだ。
Webtoon Entertainmentのキム・ヨンス社長は「ファンにキャラクターと交流できる没入型のデジタル体験を提供し、作品の楽しみ方を進化させる転換点になる」とコメントした。その上で、「すべてのプロセスはクリエイターの同意を前提とし、原作の価値を損なわない形で進める」と強調した。
Geniesのアカシ・ニジャム最高経営責任者(CEO)は「ファンに愛されるキャラクターをデジタル空間へ拡張し、ストーリーの楽しみ方を広げるためのツールを提供できることをうれしく思う」と述べた。