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Apple関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏は27日、OpenAIがMediaTek、Qualcommと協力し、スマートフォン向けAIプロセッサを開発しているとの見方をX(旧Twitter)で示した。共同設計・製造を担う独占パートナーにはLuxshareが選ばれたという。

クオ氏によると、OpenAIは2028年の量産開始を目標にしている。製品仕様とサプライヤーの確定は、2026年末から2027年1〜3月ごろになる見通しだ。

同氏は、OpenAIがスマートフォン参入を模索する背景として3つの理由を挙げた。

第1に、OSとハードウェアを一体で制御してこそ、完全なAIエージェントサービスを実装できる点。第2に、スマートフォンは利用者の状況をリアルタイムで把握できる中核デバイスであり、AIエージェントの推論にとって主要な入力インターフェースになる点。第3に、今後もスマートフォンが最大のユーザー基盤を持つ端末であり続けると見込まれる点だ。

クオ氏は「AIエージェントはスマートフォンの概念そのものを根本から変えつつある。ユーザーが複数のアプリを直接操作する形から、やりたいことを伝えればエージェントが処理する形へ移行している」と述べた。

開発中のプロセッサは、利用者の文脈情報を継続的に把握するための低消費電力設計、メモリ階層の最適化、小規模モデルの実行に重点を置いているという。複雑な処理や計算負荷の高い作業はクラウドAIが担うとしている。

Luxshareにとっても、このプロジェクトは重要な意味を持つ。クオ氏は、Foxconnの牙城が厚いAppleサプライチェーンでは優位な地位を築くのが容易ではない中、次世代スマートフォンサプライチェーンへ早期に参入することが新たな成長ドライバーになり得ると指摘した。

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