写真=Hyundai Motor

Hyundai Motorは24日(現地時間)、中国・北京で開催された「Auto China 2026(北京国際モーターショー)」で、中国専用EV「IONIQ V」を世界初披露した。あわせてEVブランド「IONIQ」の中国での本格展開を開始し、製品開発、投資、技術協業を軸に中国事業の立て直しを進める方針を示した。

IONIQ Vは、コンセプトカー「VENUS」をベースに開発した中国向けの初の量産モデル。中国市場の需要を反映した専用モデルとして投入する。

同社は中国を単なる販売市場ではなく、EV革新の拠点として位置付ける。「In China, For China, To Global」を掲げ、現地向け製品の開発、技術連携、サプライチェーン活用を強化する方針だ。

合弁会社の北京現代への投資も拡大する。Hyundai MotorはBeijing Automotive Groupとともに総額80億元を投じ、今後5年間でEVやレンジエクステンダーEVを含む新車20車種を中国市場に投入する計画。年間販売目標は50万台とした。

IONIQ Vは、性能面と技術面の両方で現地化を進めた。電池はCATL製を採用し、CLTC基準で一充電当たり600km超の航続距離を目指す。先進運転支援システム(ADAS)には、Momentaとの協業による機能を盛り込んだ。

車載体験の強化にも力を入れる。Qualcomm Snapdragon 8295を採用したインフォテインメントシステムのほか、大型ディスプレイやAIアシスタントを搭載し、デジタル機能を拡充した。

デザインやインテリアも中国の消費者ニーズを意識した。新デザイン言語「The Origin」を採用し、先進的な外観を打ち出したほか、27インチの4Kパノラマディスプレイと広い室内空間で上質感を高めた。

販売面では、中国全域で「One Price」政策を導入し、価格の透明性を高める。専用ブランド空間と専門スタッフを通じ、購入から保守・管理に至るまで一貫した顧客体験を提供する方針。あわせて、充電・バッテリー関連のサービス網も拡充する。

今後の車種展開も進める。2027年上半期には追加の電動化SUVを投入し、中大型クラスまでEVラインアップを広げる計画だ。

今回の発表は、新型車の投入にとどまらず、中国市場向けの製品開発、現地サプライチェーンとの連携、販売方式の見直しを並行して進める内容となった。Hyundai Motorは現地密着型の戦略を通じ、中国市場での競争力回復を目指す。

キーワード

#Hyundai Motor #IONIQ V #EV #中国市場 #Auto China 2026 #CATL #ADAS #Qualcomm
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.