XRP 写真=Shutterstock

XRPで取引所からの流出が増加し、相場の先高観が強まっている。直近24時間では約3500万XRPが取引所から流出した。米国のXRP現物ETFへの資金流入が続くほか、大口投資家の動きにも買い越しの兆しがみられ、5月にかけた上昇シナリオに注目が集まっている。

Cointelegraphが25日付で伝えたところによると、XRP Ledger(XRPL)における直近24時間の取引所からの流出量は、2026年に入って6番目の規模だった。

取引所からの流出増加は、投資家が保有トークンを個人ウォレットやカストディ口座へ移していることを示すと受け止められる。売却待機資金が取引所外に移ることで、短期的な売り圧力が和らぐためだ。実際、2026年に入ってからも、同様の流出拡大は複数回にわたり価格反発に先行していた。

3月には類似の流出増加の後、XRPは約20%反発した。2月の流出急増局面では、上昇率が約48~50%に達した。こうした過去の値動きから、市場では今回の流出拡大も5月の上昇につながる可能性があるとの見方が出ている。

需給面では、機関投資家マネーの流入も追い風になっている。SoSoValueによると、米国のXRP現物上場投資信託(ETF)は25日時点で3週連続の純流入となり、累計流入額は約8288万ドルに達した。総運用資産は11億ドルまで増加しており、XRPへの投資需要が継続していることを示している。

大口投資家の動きにも変化が出ている。CryptoQuantによると、XRPLにおけるクジラ・ウォレットフローの90日移動平均は、2026年初めにかけて長くマイナス圏に沈んでいたが、その後は再びゼロラインを上回り始めた。大口投資家が売却から蓄積へと軸足を移しつつあるシグナルとされる。過去にもクジラフローがプラスに転じた局面では、2025年5~7月のラリーのように上昇基調が続いた。

テクニカル面でも強気材料が意識されている。XRPの対ドル相場は過去2年間、下降ウェッジの中で推移してきた。4月に入って下限のトレンドラインで反発したことで、上限ラインまで戻す余地があるとの見方が出ている。

上値の目安は、50週指数移動平均線と0.5フィボナッチ・リトレースメントが重なる1.87~1.89ドル近辺だ。足元の水準からは約30%高く、6月までの上値メドとして意識されている。

もっとも、強気シナリオが固まったわけではない。下降ウェッジの下限トレンドラインを明確に割り込めば、上昇見通しは後退する。この場合は、ウェッジ終端と0.786フィボナッチ水準が重なる0.98ドル近辺まで下落する可能性がある。

足元のXRP市場では、取引所からの流出、ETFへの純流入、大口投資家の買い越し傾向という3つの需給シグナルに、テクニカル面の反発局面が重なっている。2月や3月と同様に、取引所流出の急増が短期ラリーの前触れとなるかが、今後の値動きを左右する焦点となりそうだ。

キーワード

#XRP #XRPL #暗号資産 #取引所からの流出 #現物ETF #SoSoValue #CryptoQuant #フィボナッチ・リトレースメント
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.