27日の韓国株式市場で、KOSPIが取引時間中として初めて6600台に乗せた。KOSDAQも上昇し、韓国取引所が集計した市場全体の時価総額は初めて6000兆ウォンを超え、6032兆ウォンに達した。
KOSPIは午前10時12分時点で前日比115.78ポイント(1.79%)高の6591.41。取引時間中には6603.01まで上昇し、過去最高値を更新した。
KOSDAQも同時刻時点で19.77ポイント(1.64%)高の1223.61を付けた。両市場の上昇を受け、韓国株式市場全体の時価総額は6000兆ウォンの大台を初めて突破した。
韓国取引所によると、時価総額の内訳はKOSPI市場が5354兆ウォン、KOSDAQ市場が674兆ウォン、KONEX市場が3兆ウォン。合計は6032兆ウォンだった。
韓国株は、AI産業の拡大に伴う半導体市況の改善期待に加え、主要上場企業の業績改善や政府の株式市場活性化策を背景に上昇基調が続いている。
KOSPIは年初来、高値更新が続いている。KOSDAQも2000年代初頭のドットコムバブル以来の高水準にある。
需給面では、外国人投資家と機関投資家が相場をけん引した。有価証券市場では個人が5928億ウォンを売り越した一方、外国人は788億ウォン、機関は5117億ウォンをそれぞれ買い越した。
時価総額上位銘柄では、SK squareが7%超上昇し、SK hynixも5%台上昇した。Hyundai Motorは2%台上昇し、Samsung Electronics、HD Hyundai Heavy Industries、Samsung C&Tも1%超上げた。
一方、LG Energy Solutionは2%台下落。Samsung SDI、Hanwha Aerospaceも1%超下げた。
KOSDAQ市場では、Rainbow Roboticsが12%超上昇し、ABL Bioは8%台上昇した。Samchundang Pharmは7%超、LigaChem Biosciencesは4%台の上昇率となった。
市場時価総額の急拡大に伴い、名目GDPに対する時価総額の比率も上昇している。韓国の名目GDPが約2500兆ウォン前後であることを踏まえると、株式市場の時価総額はGDPの2倍を上回る水準となる。
時価総額をGDPで割る「バフェット指数」の観点からは、過熱論が浮上する可能性もある。ただ、市場では半導体やAI関連企業を中心に業績改善が続けば、株価にはなお上昇余地があるとの見方も出ている。
韓国株の存在感は世界市場でも高まっている。市場時価総額は年初来でスイス、ドイツ、台湾、フランスを上回り、世界9位に浮上したとされる。今後はサウジアラビアやカナダの株式市場を上回る可能性も取り沙汰されている。