SK Telecomは、韓国生産性本部が実施する2026年の国家顧客満足度(NCSI)調査で、携帯電話サービス部門の首位を獲得した。首位は29年連続の首位。
NCSIは、韓国内で販売される製品・サービスについて、消費者の満足度を直接調査し指数化した指標だ。SK Telecomは制度導入初年である1998年以降、同部門で首位を守ってきた。全産業を通じても、29年連続で1位を維持している企業は同社のみだという。
同社は今回の評価について、AIを活用した通信サービスの改善に加え、昨年のサイバー侵害事故以降に進めてきた顧客保護策、ネットワークセキュリティ強化、顧客信頼の回復に向けた取り組みが反映された結果だと説明した。
SK Broadbandも、超高速インターネット部門とIPTV部門で16年連続の首位となった。毎月約5000人の顧客からフィードバックを集めてサービス全般に反映し、CEOが主宰する全社会議を運営するなど、顧客価値の向上に取り組んできたことが評価につながったとしている。
SK Telecomは今年、顧客信頼の回復に向けて「現場コミュニケーション」を中核課題に据えた。CEOを含む役員・社員が顧客との対話を通じて改善点を洗い出し、顧客接点の施策に反映している。昨年5月に発足した顧客信頼委員会は、信頼回復策を継続的に進めるための支援を担う方針で、100人規模の顧客諮問団の役割も拡大する。
このほか、AIを活用したネットワークセキュリティ強化や、スパム・ボイスフィッシング遮断技術の高度化といった顧客保護の取り組みも高く評価されたと同社は分析した。昨年は、音声スパムやボイスフィッシング通話など通信詐欺に関連する約11億件を遮断したという。
SK Broadbandは、AI技術を活用した顧客利便性の向上にも力を入れる。AIチャットボット「Chatb」は、問い合わせの約93%をセルフ対応できる水準まで高度化した。AIメディアエージェント「B tv A.dot」の累計利用件数は、昨年12月時点で1億件を超えた。
SK Telecomのチョン・ジェホンCEOは「今回の国家顧客満足度1位は、例年以上に重みのある結果だ」とコメント。「この結果に慢心することなく、顧客の小さな声にも丁寧に耳を傾け、顧客が実感できる本質的なサービス革新を続けていく」と述べた。