FADU本社(写真=FADU)

データセンター向け半導体を手掛けるファブレスのFADUは4月27日、2026年1〜3月期の暫定業績を発表した。売上高は595億ウォン、営業利益は77億ウォンとなり、前年同期の営業赤字から黒字転換した。

売上高は前年同期の192億ウォンから210%増加した。営業損益は前年同期の120億ウォンの赤字から改善した。当期純利益は102億ウォンで、前年同期の121億ウォンの純損失から黒字に転じた。

前四半期(2025年10〜12月期)比でも業績は大きく改善した。売上高は前四半期の239億ウォンから149%増加し、営業損益も295億ウォンの赤字から黒字に転換した。

黒字転換の主因は、コントローラー事業の拡大だ。FADUは2025年以降、コントローラー事業へのシフトを進めており、2026年1〜3月期はコントローラーが売上高の約80%を占めた。これにより収益構造が大きく改善したとしている。

AIデータセンター需要の拡大を受け、企業向けSSD(eSSD)の需要が急増したことも追い風となった。FADUによると、PCIe Gen5など次世代製品の投入を通じて、グローバルのハイパースケーラー向けエコシステムで本格採用が進み、年間売上高は2024年の435億ウォンから2025年には924億ウォンへ拡大した。

受注も積み上がっている。4月までの公示ベースの新規受注額は1663億ウォンに達し、2025年通期の売上高924億ウォンをすでに上回った。会社側は、下期にかけて成長が一段と加速するとの見通しを示した。

FADUは事業規模の拡大と並行し、多角化も進める。電源管理半導体(PMIC)を新たな成長エンジンに位置付け、米国に続いてアジア市場の開拓を強化し、顧客基盤の拡充を図る方針だ。

ナム・イヒョン代表は「今回の黒字転換は、FADUが長年積み上げてきた技術力と誠実さが顧客に評価された結果だ」とコメントした。その上で「グローバルのハイパースケーラー向けエコシステムで確かな立ち位置を築いたことで、売上高と利益は本格的な成長局面に入る」と述べた。

さらに、「これまでFADUを信頼し支えてくださった株主と顧客に心から感謝する」とした上で、「韓国を代表するファブレスとして、成功モデルを示していきたい」と語った。

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