LB Semicon平沢本社。写真=LB Semicon

LB Semiconは27日、ルネサス エレクトロニクス向け電力半導体の量産を開始したと発表した。ディスプレイドライバIC(DDI)中心の事業構造を見直し、非DDI領域と電力半導体へ軸足を移す戦略の一環。グローバル顧客基盤の拡大につなげ、中長期の成長基盤を固める方針だ。

ルネサス エレクトロニクスは、自動車向けや産業向け半導体に強みを持つ日本の総合半導体メーカー。IGBT、MOSFET、PMICなどの電力半導体を展開し、電気自動車(EV)、先進運転支援システム(ADAS)、産業用電力制御、IoTなどの成長分野に注力している。

LB Semiconは、電力半導体市場で求められる信頼性や品質基準を満たし、今回の量産案件を確保したと説明した。高信頼性試験とパッケージ技術を強みに、同市場への対応力を高めてきたという。AI、EV、データセンター、再生可能エネルギーの普及を背景に電力半導体需要が拡大する中、先行して事業基盤の整備を進める。

電力半導体は、長期信頼性と品質の安定性が参入障壁となる分野だ。このため、初期の量産実績はその後の顧客拡大に直結しやすい。今回のルネサス エレクトロニクス向け量産は、LB Semiconの後工程技術がグローバル顧客に認められた事例と位置付けられ、今後の電力半導体後工程の受注拡大につながる可能性がある。

LB Semiconの関係者は「DDI中心の事業構造から脱却し、電力半導体を含む高付加価値半導体分野への転換を進めている」とコメントした。そのうえで「ルネサス エレクトロニクス向けの量産実績をもとに、電力半導体後工程市場での地位を段階的に高めていく」としている。

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