ビットコイン 写真=Shutterstock

ビットコイン先物市場で買い持ちが大きく積み上がっている。ロング・ショート比率は3対1を上回り、ロング清算も拡大した。未決済建玉は24時間で約6%減少しており、市場では7万7000ドル台を維持できるかが次の焦点になっている。

26日付のBeInCryptoによると、CoinGlass集計ベースのビットコイン先物のロング・ショート比率は3対1を超えた。市場では上昇を見込むポジションが一方向に傾いている。

投資家の関心は、ビットコインが7万7500ドル近辺で持ち直せるかに集まっている。トレーダーはこの水準でロングを積み増してきたが、価格は先週初めに8万ドルを突破できず、その後は徐々に7万7500ドル近辺まで水準を切り下げた。現物価格が伸び悩むなかでも、先物市場ではロング偏重が続いた。

こうしたポジション構造は強気見通しを映す一方、下落局面では脆さも抱える。CoinGlassのデータでは、ショート1に対してロングが3を超える状態が続いている。売買が一方向に偏ると、短期的な反転時に値動きが増幅されやすい。

清算動向からも買い方の脆弱さがうかがえる。25日のロング清算額は2244万ドルと、ショート清算額の1160万ドルの約2倍に達した。ポジションはロング優位だった一方、損失は買い側に大きく出た格好だ。

レバレッジ調整の動きも出始めている。ビットコインの無期限先物の未決済建玉は24時間で約6%減少し、74万4300BTCとなった。もっとも、ポジション全体の方向感は主要取引所ベースでなおロング寄りだ。

清算マップでも下値リスクが意識される。現値の下にはレバレッジをかけたロングの清算ポイントが集まっており、相場が下押しすれば連鎖的な清算につながる可能性がある。ロングの清算は市場売りを誘発し、その売りが次の価格帯のロングをさらに揺さぶる展開も想定される。

今月初めには、7万7300ドルを下回る水準で7100万ドル規模のロングがリスク領域に入っていた。一方、7万8000ドルを上回る局面ではショートスクイーズが発生し、弱気ポジション数百万ドル分が清算された。レバレッジと未決済建玉の積み上がりは、急な調整に先立って繰り返し観測されてきた兆候でもある。

次の焦点は7万7000ドルを維持できるかどうかだ。この水準を守れれば調整は過熱感の解消にとどまる可能性があるが、維持できなければ清算が連鎖し、下落圧力が一段と強まる恐れがある。市場にはなお上昇期待が残るものの、足元の構造は不安定さを抱えている。

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