カルダノ(ADA)創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は、保有するADAで75%超の含み損を抱えながらも、長期保有を続ける方針を示した。価格下落についてはカルダノ固有の問題ではなく、市場全体の売り圧力が主因だと説明したうえで、開発投資を維持すべきだと訴えた。
ブロックチェーン専門メディアのThe Crypto Basicが24日、報じた。報道によると、ホスキンソン氏はIOGの財務提案を巡るXスペースで、自身が現在もADAの大口保有者であると明らかにした。
同氏は、足元の相場下落によって大幅な評価損を抱えたと説明した。「自分以上に資金を失った人はいない」と述べつつ、なおADAの最大級の保有者の1人だと強調した。今回、具体的な金額は示さなかったが、過去にADAが92%下落した局面では、損失が30億ドル(約4500億円)を超えたと語っていた。
また、ADA安の背景をカルダノ内部の問題に求める見方も否定した。価格急落を招くような致命的な失敗や重大な技術トラブルはなく、主因は市場全体の下押し圧力にあるとの認識を示した。
下落はADAに限った動きではないとも指摘した。ADAは年初の0.3328ドルから足元で約25%下落。同じ期間にビットコイン(BTC)は8万7508ドルから約11%、イーサリアム(ETH)は2967ドルから約22%下げた。中東情勢を巡る地政学リスクなど、マクロ環境の悪化が暗号資産全体の投資心理を冷やしたとしている。
ホスキンソン氏は、財務支出を大幅に削るべきだとする意見にも反対した。これは、IOGが2026年の財務提案を9件提出した後に示した見解だという。IOGは前年に比べて要求資金の規模を半減させたが、追加投資の必要性を巡る疑問はなお続いている。
同氏は、相場低迷期に開発規模を縮小したり、資金投入を絞ったりすれば、イノベーションが停滞し、エコシステムの弱体化につながりかねないと警鐘を鳴らした。投資を継続してこそ、カルダノは再び時価総額で上位10位圏に戻れると主張した。
さらに、強力な内部投資とコミュニティの献身がなければ、ADAをCoinMarketCapで首位の資産に押し上げる目標の実現も難しいと述べた。足元はカルダノコミュニティの長期ビジョンが試される局面であり、確信と投資を維持してこそ再び市場の先頭集団に挑めるとの見方を示した。