4大金融持株の2026年1〜3月期業績は、非金利収益と非銀行部門の収益力が明暗を分けた。金利収益が底堅く推移する中、株式市場の回復や資金移動の活発化を追い風に、手数料収入と資本市場部門の収益が伸長。KB金融は首位を維持し、Woori金融は一時費用の影響で4社中唯一の減益となった。
金融業界によると、KB・新韓・ハナ・Wooriの4大金融持株の1〜3月期合算当期純利益は5兆3288億ウォンと、前年同期の4兆9300億ウォンから8.1%増加した。四半期ベースで初めて5兆ウォンを超えた。
純利益はKB金融が1兆8924億ウォンで前年同期比11.5%増となり、首位を維持した。新韓金融は1兆6226億ウォンで9.0%増、ハナ金融は1兆2100億ウォンで7.3%増だった。
一方、Woori金融は6038億ウォンと2.1%減少した。有価証券・為替関連利益の縮小に加え、海外法人の引当金など一時要因が響いた。
金利収益は4社合計で11兆1674億ウォンと4.9%増え、収益の下支えとなった。家計向け融資に対する規制が続く中でも、企業向け融資を軸に資産構成を見直し、純金利マージンの維持につなげた。
非金利収益の伸びはより目立った。4社合計の非金利収益は3兆8773億ウォンと、前年同期比19.2%増加した。証券関連手数料や資産管理(WM)、投資銀行(IB)部門がそろって伸び、全体の業績を押し上げた。
とりわけ、非銀行子会社の寄与拡大が鮮明だった。利益に占める非銀行部門の比率は、KB金融が43%、新韓金融が34.5%、ハナ金融が18.0%、Woori金融が23.5%に上昇した。
一方で、コスト増は各社共通の課題となっている。引当金と販売管理費の増加が続いており、今後の業績変動要因となる可能性がある。
銀行単体で見ると、新韓銀行の純利益は1兆1571億ウォンとなり、KB国民銀行の1兆1010億ウォンを561億ウォン上回って首位だった。
ハナ銀行も1兆1042億ウォンと僅差で続いた。Woori銀行は5312億ウォンで、上位3行との差が広がった。
金融業界関係者は、金融持株の業績に占める非銀行部門の影響力が拡大し、銀行中心の収益構造は徐々に弱まっていると指摘。そのうえで、費用増が続く中では健全性の管理を並行して進める必要があると述べた。