Mcloudocは4月24日、国家科学技術研究会(NST)向けに、国家ネットワーク保安体系(N2SF)に基づく文書集中管理基盤の構築を完了したと発表した。5月に本格施行される国家サイバーセキュリティ基本指針への対応の一環だ。
今回の案件は、従来の物理的ネットワーク分離中心の規制から転換し、データの重要度に応じてセキュリティ水準を分けるN2SFを公共研究機関に適用した事例となる。
Mcloudocは、韓国インターネット振興院(KISA)の実証事業で検証された「N2SFモデル8」をベースに、次世代のネットワーク分離環境を構築した。業務ネットワーク(S等級)とインターネット接続系ネットワーク(O等級)に、それぞれ独立した文書集中管理の仕組みを導入し、ネットワーク間のファイル転送を安全に中継できるようにした。
プロジェクトでは、国家保安技術研究所が開発したセキュリティOS「クラウドOS」と、Mcloudocの文書集中管理技術を連携させた。クラウドOSのローカル保存制御機能と中央管理機能を組み合わせることで、PCのローカルディスクにデータを残さない「NO DATA」環境を実現し、資料流出リスクの低減につなげたとしている。
Mcloudocは、今回のNSTでの導入実績を踏まえ、研究機関や行政機関、公企業など、N2SFへの移行を準備する公共機関向けに同モデルの展開を広げる方針だ。
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