Cardanoは22日、Wirexと提携してVisaデビットカードの提供を開始した。ADAを含む680種類超の暗号資産に対応し、Visa加盟店での支払いに利用できる。Apple PayとGoogle Payにも対応し、提供地域は130カ国以上に広がる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、このカードはCardanoのエコシステムを日常決済に広げる狙いがある。利用者は店舗とオンラインの両方でカードを利用でき、保有する暗号資産を一般的なデビットカードのように決済へ充てられる。
カード開発はEMURGOとWirexが担当し、決済インフラはVisaが担う。利用者はWirexアプリ上で残高の確認や支出管理、カード設定などを行える。
Apple PayとGoogle Payに対応しており、非接触決済も利用可能だ。
利用特典として、決済額に応じて最大8%のCryptobackを提供する。あわせて、海外決済時の為替関連コストの抑制や、海外ATMの利用にも対応し、国内外での使い勝手を高めるとしている。
提供地域はすでに130カ国以上に及ぶ。ただし、利用可否は各地域の規制によって異なる可能性があり、発行手数料や配送手数料も地域ごとに異なる。
Cardanoは今後、決済以外の機能拡充も視野に入れる。将来的なアップデートとして、ADA保有分を担保とした融資機能や、カードのインターフェースから利用できるステーキング機能を検討しているという。
また、カード利用で生じた収益の一部をCardanoのトレジャリーに戻し、エコシステム向け提案や継続的な開発資金に充てる構想も進めている。
CardanoがADA決済の拡大を進めるのは今回が初めてではない。直近ではDFX.swissと連携し、スイス国内のSPAR 137店舗でADA決済に対応した。
もっとも、今回のVisaデビットカードは特定加盟店との個別連携に依存せず、ブランドカードとして幅広い日常決済に使える点が特徴だ。Cardanoは今回のカード投入を通じ、暗号資産決済の利用シーンを提携先中心から一般消費へ広げる考えだ。