画像=XRP(Reve AI)

XRPが、過去の大幅上昇に先立って形成された長期サポート線回帰のパターンを再び示しているとの分析が出ている。短期的には1.60〜2ドルへの反発余地がある一方、長期では0.70〜0.90ドルの下値ゾーンを試した後、3.6ドルを突破できれば27ドルが視野に入るとの見方だ。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは22日、市場分析家のチャート・ナードによるXRPに関する分析を伝えた。チャート・ナードは、XRPが長期の上昇トレンドを支えてきたサポート線に向けてもう一段下落した後、大きく反発する可能性があると指摘した。

焦点となっているのは、2020年以降に繰り返されてきた長期サポートのパターンだ。同氏は、XRPが主要な高値を付けた後に調整を経て上昇トレンドのサポート線まで下げ、そこから次の高値を目指す流れを繰り返してきたと分析。今回も同様の局面にあるとして、長期トレンド線を基準に0.70〜0.90ドルを潜在的な下値ゾーンとして示した。

XRPは2025年7月に3.6ドルまで上昇した後、調整局面に入った。チャート・ナードは、2018年の3.31ドル、2021年の1.96ドル、2025年の3.6ドルという各サイクルの高値を比較し、いずれの局面でも天井形成後には最終的に上昇サポートの再検証が伴ったと説明した。

具体的には、2020年3月に0.11ドルまで下落した後にダブルボトムを形成し、2021年4月には1.96ドルまで上昇した。その後も2022年6月と2023年1月に0.30ドル近辺で再びダブルボトムを付け、2025年の高値につながったとしている。

週足では、強気相場サポートバンドからの下放れが重要な変数とされた。このバンドは20週単純移動平均線と21週指数移動平均線で構成される。分析では、XRPは2025年10月にこのバンドを下回った後、同水準が抵抗帯に転じたという。

その後、2025年10月末には2.69ドル、2026年1月初旬には2.41ドルまで反発したが、いずれも抵抗帯を突破できなかった。結果として、2026年2月初旬には1.10ドルまで下落し、50%の調整局面を経験したとしている。

足元のXRPは1.30〜1.50ドルでのもみ合いが続いている。チャート・ナードは、短期的には1.60〜1.70ドル、最大で1.80〜2ドルまで反発する可能性があるとみる一方、強気相場サポートバンドの下にとどまる限り、より大きな時間軸では下落トレンドが維持されると警戒感を示した。

日足以下の短期チャートでも、下向きの抵抗線と上昇サポート線の間で値幅の収れんが進んでいる。変動が大きくなりやすいタイミングは5月初旬と見込まれている。1.38ドルと主要移動平均線を上回って推移できれば上放れの可能性があるが、下抜けた場合は想定するサイクル安値圏への下押しが早まる可能性があるという。

同氏は、現在の値動きが2019〜2020年および2022年に見られた最終安値形成局面に似ているとも指摘した。高値形成後にいったんサポートを維持した後、さらに一段安となって最終的なサイクル安値を付ける流れが過去にも繰り返されたという。すでにXRPは上昇サポートを失っており、1.82ドル前後の抵抗まで戻しても再び押し戻される可能性があるとの見方も示した。

一方で、長期見通しについては強気の見方を維持した。現在のレンジを、約8年続く大型抵抗線の下で進行する数年単位の蓄積局面と位置付けている。2013〜2017年に長期抵抗線を上抜けた後、急騰につながった局面との類似性も指摘した。

今後の注目点は大きく2つある。短期では1.38ドルを維持できるかに加え、強気相場サポートバンドを回復できるかが焦点となる。長期では、直近高値の3.6ドルを突破できるかが鍵を握る。

チャート・ナードは、XRPが3.6ドルを上抜けて価格発見局面に入れば、強い上昇につながる可能性があると指摘した。フィボナッチ分析に基づく長期目標としては27ドルを提示している。ただし、このシナリオには、新たなサイクル安値を形成した後に長期の上昇トレンド線を再確認するプロセスが先行する可能性があるとの条件を付けた。

同氏は「このシグナルは過去6年間でXRPに2回現れ、いずれもサイクル安値だった。市場に恐怖が織り込まれるなか、3度目の局面を迎える可能性がある」との見方を示した。

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