韓国の放送メディア通信委員会とカナダ文化遺産省は4月23日、22日(現地時間)にオタワのカナダ文化遺産省で「大韓民国とカナダ間の視聴覚共同制作協力に関する協定」の署名式を開き、署名したと発表した。
署名式には、放送メディア通信委員会のコ・ミンス常任委員と、カナダ文化遺産省のアンドリュー・ブラウン次官補が出席した。協定は、ドラマやドキュメンタリーなどの放送番組、映画、アニメーションといった視聴覚コンテンツ分野で、両国の共同制作を制度面から後押しする内容。協議は2017年から続いており、韓国はすでに国内の批准手続きを終えている。
協定に基づく共同制作として認定された作品・プロジェクトは、カナダ国内制作物とみなされ、連邦政府と州政府による財政支援のほか、海外展開に向けた支援も受けられる。実務を担うTelefilm Canadaは、55件超の共同制作協定を管理し、毎年50本以上の国際共同制作作品を認定しているという。
カナダ側の批准手続きは、下院への上程後、21日間の所定期間を経て内閣承認で完了する見通しで、今秋にも批准を終える見込みだ。カナダ文化遺産省は、Telefilm Canadaなどの関係機関と連携し、協定活用を促す方策を検討しており、今後、詳細な計画を公表する予定としている。
コ・ミンス常任委員は「2017年から続いた緊密な協議の成果であり、両国のコンテンツ産業の交流を安定的かつ持続的に広げる制度基盤が整った意義は大きい」と述べた。その上で、「単なる合意にとどまらず、実際の共同制作の成果につながるよう緊密に協力していく」と強調した。
アンドリュー・ブラウン次官補は「今回の協定は、韓国・カナダ文化交流の年の成果をつなぐ重要なマイルストーンだ」と説明。「両国の視聴覚メディア産業の強みと技術力を結び付け、革新的で互恵的なパートナーシップを築く強固な基盤になる」と述べた。