Teslaは2026年1〜3月期、ビットコイン(BTC)の保有量を1万1509BTCで維持した。一方、ビットコイン価格の下落に伴い、デジタル資産で税後1億7300万ドルの減損損失を計上した。売上高は市場予想を下回ったが、1株当たり利益(EPS)は予想を上回った。
CoinDeskが22日(現地時間)に報じたところによると、同社が公表した1〜3月期の決算資料で、こうした内容が明らかになった。
減損の主因は保有数量の変動ではなく、ビットコイン価格の下落だ。Teslaが保有するビットコインの価格は、年初時点の約9万ドル(約1350万円)から、3月末には約6万8000ドル(約1020万円)まで下落した。
同社は四半期中、ビットコインの売買を行わず、保有数量を据え置いた。
1〜3月期の売上高は223億9000万ドル(約3兆3585億円)で、市場予想の227億1000万ドルを下回った。一方、EPSは0.41ドル(約62円)となり、市場予想の0.37ドルを上回った。この決算を受け、Tesla株は時間外取引で約4%上昇した。
Teslaのビットコイン保有戦略は2021年から続いている。同社は2021年2月、約15億ドル(約2250億円)を投じて4万3200BTCを初めて購入した。その後は一部を売却しながら保有量を調整してきた。
2022年7月には弱気相場を受けて保有量を9720BTCまで減らしたが、2025年1月に小幅に買い増し、現在は1万1509BTCを維持している。
今回の四半期も保有量を維持したことで、同社が短期的な価格変動局面でも保有を継続していることが改めて示された。一方で、デジタル資産の価格変動が企業業績に直接影響し得ることも浮き彫りになった。
市場では今後、ビットコイン価格の推移がTeslaの業績に与える影響に関心が集まりそうだ。自動車事業の実績に加え、デジタル資産の保有戦略も四半期業績の変動要因となる可能性があるためだ。