画像=American Bitcoin(ABTC)

American Bitcoinは、カナダ・アルバータ州ドラムヘラーの採掘施設でASIC(特定用途向け集積回路)1万1298台を追加導入し、総保有台数を8万9242台に拡大した。ハッシュレートは28.1EH/sとなった。2025年10〜12月期に5950万ドルの純損失を計上した後も、採掘設備の増強を続けている。

Cointelegraphが22日(現地時間)に報じた。今回の増設で、同社の採掘能力は一段と高まった。

株式市場も反応した。Yahoo Financeの集計によると、American Bitcoinの株価は同日、約11.7%上昇し、1株1.38ドル(約207円)となった。

今回の発表に先立ち、同社は2025年10〜12月期に5950万ドル(約89億2500万円)の純損失を計上していた。損失要因については、保有ビットコインの公正価値が2億2710万ドル(約340億6500万円)減少したことを挙げている。

一方、同社はビットコインの採掘コストが現物市場価格を53%下回ったと説明した。

採掘業界では、収益環境の厳しさが続いている。2024年4月の半減期以降、ブロック報酬の減少に加え、電力コストの上昇や暗号資産相場の下落が重なり、収益性を圧迫してきた。

ビットコイン価格は、American Bitcoinが米証券取引委員会(SEC)に10〜12月期の実績を提出した2月ごろ、約6万ドルまで下落した。

こうした中、上場採掘企業によるビットコイン売却も増えている。TheMinerMagの集計によると、2026年1〜3月期にはMARA、Cleanspark、Riot、Cango、Core Scientific、Bitdeerなどの主要上場採掘企業が、合計3万2000BTCを売却した。

これは2025年通年の売却量を上回り、従来の高水準だった2022年4〜6月期の2万BTCも超えた。

American Bitcoinの今回の増設は、赤字計上後も採掘効率と規模の拡大を優先する姿勢を示した格好だ。半減期後の収益低下やエネルギーコストの上昇、価格変動の大きさが続く中、設備効率と保有ビットコインの運用が採掘企業の業績を左右する状況が鮮明になっている。

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