韓国銀行は23日、2026年1~3月期の実質国内総生産(GDP)成長率が前期比1.7%だったと発表した。2月に示した見通しの0.9%を大きく上回った。半導体などを中心とする輸出の拡大に加え、設備投資や個人消費など内需の持ち直しも成長を支えた。
四半期ベースの成長率は、2025年1~3月期がマイナス0.2%、4~6月期が0.7%、7~9月期が1.3%だった。その後、10~12月期は再びマイナス0.2%に落ち込んだが、2026年1~3月期は大きく持ち直した。
今回の成長を主導したのは輸出だ。半導体などIT関連品目の伸びを背景に、輸出は5.1%増加した。2020年7~9月期の14.6%以来の高い伸びとなった。輸入も3.0%増えたが、輸出の伸びが上回り、純輸出の成長寄与度は1.1ポイントとなった。
内需も改善した。設備投資は4.8%増、建設投資は2.8%増、個人消費は0.5%増だった。内需全体の成長寄与度は0.6ポイントとなった。
産業別では、製造業が3.9%増と大きく伸びた。2020年10~12月期の4.0%以来の高い伸びで、コンピューター・電子・光学機器がけん引した。建設業も3.9%増加した。
1~3月期の実質国内総所得(GDI)は前期比7.5%増となった。1988年1~3月期の8.0%以来の高い伸びだ。
韓国銀行は、2月末に始まった中東戦争は下押し要因だったものの、1~3月期への影響は限定的だったとみている。2025年10~12月期の落ち込みの反動も、今回の成長率を押し上げた。
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