写真=Reve AI

米国投資家の需要を映す指標である「Coinbaseプレミアム指数」が、14日連続でプラスを記録した。Coinbaseでのビットコイン価格がBinanceを上回る状態が続いており、市場では米機関投資家による買い需要の強さを示すシグナルと受け止められている。ビットコインは22日、7万8000ドルを回復した。

CoinDeskが22日に報じたところによると、今回の連続プラスは、過去の強気局面以降で最長の強気シグナルとなる。

CoinGlassの集計では、この指数は4月9日から22日まで一度もマイナス圏に沈まなかった。Coinbaseプレミアム指数は、米ナスダック上場の暗号資産取引所Coinbaseにおけるビットコイン価格と、グローバル取引所Binanceでの価格差を示す指標だ。Coinbaseは、米国の機関投資家が主に利用する取引所として知られる。

指数がプラスであることは、CoinbaseでビットコインがBinanceより高く取引されていることを意味する。こうしたプレミアムが付く局面は、米国の買い手が積極的にビットコインを買い進めている可能性を示す。企業の財務部門、ヘッジファンド、上場投資信託(ETF)など、規制下の投資マネーがCoinbaseを主要な取引窓口として使っているため、市場では同指数を需要の先行指標として注視している。

一方、プレミアムがマイナス、すなわちディスカウントに転じた場合は、米国需要の鈍化や海外市場主導の値動きを示すと解釈される。実際、この指数は昨年12月中旬から今年2月末までおおむねマイナス圏で推移した。この間、ビットコインは約10万ドルから6万ドル近辺まで下落した。

今回の連続プラスが注目されるのは、外部環境の悪化が続くなかでも買いが維持されたためだ。地政学的な不透明感やDeFi市場の混乱局面でも需要は途切れず、短期的な材料で相場が揺れるなかでも、米国資金の流入が続いた可能性を示している。

相場もこうした流れに歩調を合わせた。ビットコインは22日に7万8000ドル付近まで戻し、月間上昇率は14%となった。

今後の焦点は、このプレミアムがさらに続くかどうかだ。ビットコインの強気相場では、米国投資家の旺盛な買いが繰り返し確認されてきた。Coinbaseの上乗せが維持されれば、米機関投資家主導の需要が相場上昇を支えるかを見極める重要な手掛かりとなりそうだ。

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