XRP(写真=Shutterstock)

XRPに日足ベースの弱気シグナルが浮上している。ヘッド・アンド・ショルダーズが形成されつつあり、1.28~1.31ドルの支持線を終値で割り込めば、1.25ドルを経て1ドルまで下落する可能性がある。一方で、1.51~1.55ドルの抵抗帯を明確に上抜ければ、弱気シナリオは崩れる可能性がある。

ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが21日(現地時間)に報じたところによると、XRPは同日1.42ドル前後で推移した。足元では短期的な収れん局面にある一方、日足では弱気パターンが重なっているという。

注目される下値支持線は1.28~1.31ドルだ。XRPは2月15日に左肩、3月17日に頭、4月17日に右肩を付け、典型的なヘッド・アンド・ショルダーズを描いた。右肩の形成過程では日次出来高も細っており、日足の終値が1.28ドルを下回ればパターン完成とみなされる。そうなれば、まず1.25ドル、その後は1ドルまで下値余地が広がるとの見方が出ている。

もっとも、上昇余地が完全に失われたわけではない。14日ベースのRSIは、3月に付けた高値圏の65から低下した後、中立圏で持ち直しつつある。MACDヒストグラムもプラス圏を維持しているが、モメンタムの鈍化は意識されている。日足で1.51~1.55ドルを上回って引ければ、ヘッド・アンド・ショルダーズの弱気シグナルは否定され、1.61ドルを再び試す展開も視野に入る。

短期の値動きでは、4時間足で1.38ドルと1.46ドルが重要水準として挙げられた。XRPは直近、値動きが大きくなる局面で1.48ドルまで上昇した後に調整し、足元では1.43ドル近辺でボリンジャーバンド中心線付近の推移が続いている。バンドは再び収れんし、出来高ももみ合いのなかで減少傾向にある。RSIは50前後、MACDは弱いデッドクロス後に中立圏へ戻している。

BeInCryptoは、4時間足で1.46ドル超で引ければ1.50ドル水準への再上昇が見込めると指摘した。逆に1.44ドルの回復に失敗した場合、1.39ドルへの反発は持続的な上昇ではなく、ショートカバー主導だったとの見方が強まりやすいとしている。

さらに1時間足では、1.44ドルが目先の分岐点とみられている。トレーダーのCrypto Tonyは、XRPが上昇基調を維持するには、まず1.44ドルを回復する必要があるとの見方を示した。もっとも、XRPはこの水準を下から複数回試したものの、1時間足では終値ベースで明確に上抜けられていないという。

一方、XRPを巡っては7件の現物ETF申請が米国証券取引委員会(SEC)の最終審査段階に入っている。判断時期は2026年4~6月期が見込まれており、早期承認や想定外の好材料が出れば、足元の弱気パターンを打ち消す可能性があると同メディアは伝えている。

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