ビットコイン(写真=Reve AI)

ビットコインの強気スコア指数が6カ月ぶりの高水準を付け、中立圏に回復した。もっとも、市場では2022年の弱気相場時のように、短期反発の後に下落基調へ戻る可能性も意識されている。

Cointelegraphが22日に報じたところによると、オンチェーン分析プラットフォームのCryptoQuantは、ビットコイン価格が7万8000ドル(約1170万円)まで上昇したことを受け、強気スコア指数が中立圏に入ったとした。同指数は9つの価格関連指標を基に市場全体の地合いを測るもので、水準としては2025年10月以来の高さという。

CryptoQuantの寄稿者、フリオ・モレノはXへの投稿で、今回の弱気局面で強気スコア指数が初めて中立圏の50に達したと明らかにした。売り圧力の緩和を示すシグナルと受け止められる一方、モレノ氏はこれを直ちにトレンド転換とはみていない。2022年3月にも、同指数が約1週間にわたって中立圏に入った後、価格下落が再び進んだ局面があったと指摘した。

市場の関心は、4月末までに同指数が一段と改善するかどうかに移っている。あわせて、ビットコインの対ドル相場がここ数カ月続くレンジ相場を上放れるかどうかも注目点となっている。

投資家心理を示す指標も同様の方向を示した。暗号資産の恐怖・強欲指数は22日時点で32と、100点満点中で「恐怖」圏にとどまった。ただ、1月中旬以降では悲観が最も和らいだ水準まで回復した。市場心理を映す遅行指標ではあるものの、直近1週間あまりで数値は約3倍に上昇したという。

価格指標とセンチメント指標がそろって持ち直したことは、市場全体の売り圧力が一定程度和らいだ可能性を示す。ただ、強気スコア指数はなお強い楽観圏には達しておらず、恐怖・強欲指数も中立圏に接近したにすぎない。市場が恐怖局面を完全に脱したとは言い切れない状況だ。

このため、足元の反発をもって弱気相場の終了と判断するのは時期尚早との見方が残る。4月末の終値に向けてビットコインがレンジ上放れを実現できるか、強気スコア指数が中立圏を超えてさらに上昇するかが、当面の焦点となりそうだ。現時点の各種指標が示しているのは回復の初期サインであり、力強い上昇トレンドの確認には至っていないことが、市場の警戒感を支えている。

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