Cardano(ADA)が、2021年の過去最高値以降に続く長期の下降チャネルで第2の下落局面に入ったとの見方が出ている。2022年と同様のパターンをたどる場合、年末までに0.10ドルまで下落する可能性がある一方、週足RSIに表れた強気ダイバージェンスが反発の兆候として注目されている。
The Crypto Basicが21日(現地時間)に報じたところによると、市場アナリストのトレーディングショットは、Cardanoが2021年の過去最高値(ATH)3.10ドルを付けて以降、5年にわたる下降チャネル内で推移していると分析した。
注目されるのは、足元の値動きが過去の底値圏形成局面に似ている点だ。Cardanoは2021年高値の後、より狭い下落ウェッジの中で下落基調を強め、2022年12月には0.239ドルまで下落。高値からの下落率は92.3%に達した。
その後は反発に転じ、2024年12月にはこの局面の高値となる1.32ドルまで上昇し、上昇率は452%に達した。当時はチャネル上限の抵抗線に接触した後、上昇の勢いが鈍ったという。
さらに2025年8月には1.02ドルまで値を戻し、抵抗線の上抜けを試したものの定着できなかった。その後は再び弱含み、複数年にわたる下降チャネルの中で第2の下落局面に入ったとみている。足元のADAは、この局面の高値1.02ドルから75.5%下落した0.249ドル前後で推移している。
トレーディングショットは、現在の局面を2022年6月と比較する。当時の週足では、価格が一段安となる一方で、相対力指数(RSI)は切り上がる形となり、強気ダイバージェンスが確認されたとしている。
このシグナルがすぐに反発につながったわけではないが、底打ちの形が整った後、Cardanoは下降チャネルを上抜けて上昇基調に転じた。今回も同様の強気ダイバージェンスが見られるとして、2022年に近い値動きを再現する可能性があると分析した。
もっとも、見方は短期的な反発期待にとどまらない。2022年の弱気サイクルが再現される場合、Cardanoは年末までに少なくとも0.10ドルまで下落する可能性があるという。現在値からはさらに59.8%の下落となるが、同氏はこの水準を「次の強気局面に向けた長期の買い場」と位置付けた。
反発シナリオも示している。共有したチャートでは、買い場形成後の最初の目標として0.245ドルへの戻りを想定。過去と同じパターンが繰り返されれば、チャネル上限の抵抗線に当たる0.70ドル前後まで回復する可能性もあるとした。
さらに、次の強気相場でこのチャネルを上抜けた場合は、上昇幅が一段と拡大する可能性があるとも付け加えた。
市場では目先の値動きよりも、長期トレンドの転換点を見極めようとする動きが強まっている。現在が過去と同様の底値圏なのか、それとも下落基調がなお長引くのかによって、中長期の投資判断が大きく変わるためだ。
当面は、週足RSIの強気ダイバージェンスが実際にチャネル上抜けにつながるか、あるいは0.10ドルの下値シナリオが現実味を帯びるかが焦点となる。