SKTは4月22日、ソウルで21日に開かれた「NVIDIA Nemotron Developer Days Seoul 2026」で、NVIDIAと進めてきたAI基盤モデル開発に関する技術協業の成果を明らかにした。あわせて、政府の独自AI基盤モデル事業で披露した「A.X K1」の後継モデル「A.X K2」の開発計画も紹介した。
同社はイベントで、国内のソブリンAI(主権AI)エコシステムの構築に向けたNVIDIAとの協業方針を説明した。中心となるのは、A.X K2の開発をはじめとする次世代基盤モデルの高度化だ。
両社は、SKTが2021年に公開したA100 GPUベースのスーパーコンピュータ「Titan」の構築段階から連携してきた。以降も、SKTの独自AIモデル開発に向けた技術協力を継続している。
SKTは「A.X K1」の学習にNVIDIAのNemotronデータセットを採用した。この過程で両社は、大規模モデルの分散学習フレームワーク「Megatron-LM」や、学習データの整備・精製に用いる「NVIDIA NeMo Curator」を活用し、超大規模AIの学習安定性を高めたとしている。
SKTのモデル開発部門とNVIDIAの技術支援部門は、隔週で協議を重ね、学習インフラの安定運用や性能向上、最適化策を検討してきた。さらに、MoEなど新たなアーキテクチャによる超大規模モデル構築の経験や、開発インフラに関する情報も共有し、より安定した大規模学習体制を整えたという。
SKTは、開発中の後継モデル「A.X K2」の学習でもNVIDIAのソリューションを活用する方針だ。今後も両社は技術高度化に向けた協力を続けるほか、将来のモデルに適用するマルチモーダルやビジョン言語モデル(VLM)など、次世代基盤技術分野でも共同研究を継続する。
SKTの基盤モデル担当のキム・テユン氏は、「SKTとNVIDIAは、新技術をいち早く適用し、相互のフィードバックを通じてともに発展してきた関係だ」としたうえで、「協力を通じて、国内AIエコシステムの発展に貢献していく」と述べた。