Naver Webtoonは4月22日、海賊版対策システム「Toon Radar」の導入により、主要作品の有料課金額が平均23%増加したと発表した。
同社はあわせて、2026年1〜3月期におけるToon Radarの運用成果をまとめたレポートを公開した。それによると、韓国語版サービスでは、最新の有料話の公開後24時間以内に海賊版サイトへ流出した作品数が、年初に比べ、1〜3月期末時点で90%減少した。
海賊版サイトへの流出が速い100作品と人気上位50作品をみると、最新話が海賊版サイトに掲載される時点は年初より2話分以上遅れた。正規プラットフォームと海賊版サイトの掲載話数の差が広がったことで、海賊版サイトで最新話を読もうとする場合、少なくとも2週間余計に待つ必要があるとしている。
1〜3月期には、海賊版流出の遅延効果が大きかった国内主要10作品について、新たな有料話が公開後24時間以内に海賊版サイトへ流出した週と、流出しなかった週の課金額を比較した。その結果、合計課金額は平均23%増加し、作品によっては増加率が60%に達した。
同社は、著作権と創作エコシステムの保護策の一環として「同時連載」も試験導入した。韓国とグローバルサービスの連載時差をなくしたことで、対象作品の有料課金額は休載前に比べて最大200%増加したという。
Naver Webtoonは、Toon Radarの専任研究開発チームを置くほか、海賊版ウェブトゥーン対策の専門組織「Anti Piracy」と連携し、違法流通への対応を進めている。
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