Gemini(画像=Shutterstock)

Bloombergは21日、AIコーディングツールを巡る競争でGoogleがAnthropicに後れを取っているとの危機感が、社内で強まっていると報じた。事情に詳しい現職・元従業員の話としている。

報道によると、Googleはコーディング関連の取り組みの統合を進め、開発の加速を図っている。ただ、Geminiモデルのコーディング機能は6つ以上の異なる製品ブランドに分散しており、一貫性を欠いているとの指摘が出ている。

企業の間でAIコーディングツールへの関心が高まる中でも、Googleは分かりやすい打ち手を示せていないと関係者は話している。

一部のGoogleエンジニアは、自社ツールではなくAnthropicのClaude Codeを利用しているという。

Googleはセキュリティ上の理由から、Claude CodeやOpenAIのCodexなど競合ツールの利用を原則として禁じている。ただ、業務上の必要性が認められれば、例外申請は可能としている。

元Google社員3人によると、Google DeepMindではGeminiモデルや社内アプリケーション、オープンソースモデルを担当する一部チームがClaude Codeを使っているという。

組織面の課題も浮き彫りになっている。Bloombergによれば、DeepMind、Google Cloud、Google Core、Google Labs、Android部門がそれぞれ別々にAIコーディング開発を進めており、どの部門が主導しているのかが見えにくい状況だ。

GoogleはKoray Kavukcuoglu氏を最高AIアーキテクトに任命したが、こうした混乱はなお続いているという。

AIコーディングを巡っては、社内で意見の隔たりもあるとされる。AI研究者ができるだけ早い推進を求める一方、従来型のシニアエンジニアはコード品質に厳しい基準を維持しているという。

また、AI活用が人事評価に反映される一方で、社内のAIコーディングツールを使おうとするエンジニアが、計算資源の奪い合いによって利用容量の制約に直面するケースもあると報じている。

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