米ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz(a16z)が、X(旧Twitter)で配信する24時間ニュース番組「Monitoring the Situation(MTS)」の立ち上げを支援した。Axiosが21日に報じた。
MTSは、複数のエンジェル投資家の資金を受けて始動した。CNNやFox Newsといった従来のケーブルニュースに代わる、「シリコンバレー版ニュースチャンネル」を掲げる。
番組は、Xで影響力を持つユーザーらがリアルタイムのニュースを巡って意見を交わす形式で進行する。Appleのティム・クックCEOの電撃辞任といった話題も取り上げたという。
a16zの共同創業者マーク・アンドリーセン氏はMTSについて、「極めて複雑で不安定な時代に、状況を理解するためのツールだ」と説明した。
一方で、懐疑的な見方も出ている。Axiosによると、Xや予測市場、Wikipediaを行き来している内容を高コストのライブ配信に載せ替えただけだ、との評価もあるという。
今回の動きは、レガシーメディアの退潮と、テック資本によるニュース分野への参入を示す事例の一つといえそうだ。
これに先立ち、OpenAIが4月、ライブ配信型のテック番組「TBPN」を数億ドルで買収したと報じられた。
また、ピーター・ティール氏が支援するスタートアップのObjection.AIは、ニュース記事の誤りや偏りに対してユーザーが有料で異議を申し立てられる仕組みを展開している。申し立ての内容は、人間の調査担当者とAIが共同で判断するという。
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