XRP 写真=Shutterstock

XRPが下落三角形を下放れた後も、長期上昇チャネルが維持される限り、9〜13ドルの目標レンジは有効――。こうした見方が示されている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が20日(現地時間)に報じたところによると、チャートアナリストのイグラック・クリプトは、XRPが2014年から続く上昇チャネル「ビフロスト・ブリッジ」の内部にとどまっている点に注目した。

同氏は、足元の弱気シグナルと長期トレンドは分けてみる必要があると指摘する。XRPは昨年、史上最高値(ATH)の3.6ドルを付けた後、暗号資産市場全体の変動を背景に軟調な展開となった。

その結果、月足では6カ月続落となり、今月初めには7カ月続落も意識された。

イグラック・クリプトのチャート分析によると、XRPは2025年1月に3.4ドルを記録した後、14カ月にわたる蓄積局面に入った。さらに2025年7月には、史上最高値の3.6ドルから反落し、下落三角形を形成したという。

同氏は、下落三角形について、統計上は60〜70%の確率で下方ブレイクしやすいパターンだと説明する。実際、XRPは2026年2月の月足を1.6ドル未満で終え、三角形下辺のトレンドラインを明確に割り込んだ。その後も価格は三角形の下方で推移している。

もっとも、同氏は長期的な上昇基調そのものは崩れていないとみている。ビフロスト・ブリッジが引き続き相場の指針として機能し、XRPがこのチャネル内にある限り、全体の上昇トレンドは維持されるとの判断だ。

2024年11月に始まった上昇局面も、まだ終わっていないというのが同氏の見立てだ。

また、三角形は通常、短期的な値動きを示す一方、チャネルは相場サイクル全体の方向性を規定すると強調した。蓄積期間が長いほど、その後の拡大局面で値幅が大きくなりやすいとも述べている。

XRPは14カ月にわたり蓄積局面を経てきたため、足元の価格圧縮が今後の反発余地につながる可能性があるという。

市場では、1.6ドル割れとパターン崩れを短期的な弱気シグナルと受け止める向きがある一方、長期チャネルを維持できるかどうかが、今後の方向性を左右する焦点として浮上している。イグラック・クリプトはこうした構図を踏まえ、9〜13ドルの目標を据え置いている。

現在値の1.41ドルを基準にすると、XRPが9〜13ドルの目標レンジに到達するには約538〜822%の上昇が必要になる。短期的には1.6ドル割れと下方ブレイクが重荷となるものの、長期上昇チャネルが維持される限り、市場の関心はトレンド悪化の有無よりも、反発構造を回復できるかどうかに向かいそうだ。

最終的には、XRPが長期チャネル内で再び下値を固め、上昇モメンタムを取り戻せるかが焦点となる。

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