韓国総合株価指数(KOSPI)は21日、終値ベースで6388.47と、2月26日に付けたこれまでの最高値6307.27を約2カ月ぶりに上回った。取引時間中にも従来高値の6347.41を超え、時価総額は5236.2兆ウォンと過去最大を記録した。
韓国取引所によると、KOSPIは3月に米国とイランの軍事衝突の影響で急落した後、4月に入って持ち直した。半導体業績の改善期待に加え、海外投資家が買い越しに転じたことが相場の支えとなり、上昇基調を維持したという。
背景には、AI向けメモリーの世界需要拡大がある。半導体市況の改善期待が強まり、投資家心理の回復につながった。
需給面では、2〜3月に売り越しが続いていた海外投資家が4月に入って買い越しに転換した。今月1〜21日にKOSPI市場で買い越した金額は、電気・電子が5.6兆ウォン、化学が1.1兆ウォン、機械・設備が0.5兆ウォンだった。
21日のKOSPI市場では、海外投資家が1兆3342億ウォン、機関投資家が7377億ウォンをそれぞれ買い越し、指数上昇をけん引した。
主要国との比較でも上昇率は突出した。KOSPIの4月の上昇率は26.4%とG20で首位となり、1〜4月累計でも51.6%と最も高かった。
日本は15.2%、トルコは13.2%、米S&P500は8.9%の上昇で、いずれも韓国を下回った。
一方で、短期急騰に伴う利益確定売りや中東情勢の不透明感はリスク要因として意識されている。
韓国取引所の関係者は、政府による資本市場の先進化政策の継続、AI産業の発展、半導体業績の改善などを相場の押し上げ要因に挙げる一方、地政学リスクの拡大には警戒が必要との認識を示した。